寂しさと、戦いと、寂しさと、戦いと、繰り返す。
 激しい金属音が重なり合って奏でる。
 静かなその音楽は、それを作った彼の人生によく似ている。
 彼は結局、何を追いかけて戦っていたんだろう。
 最後にたどりつく旋律は結局とても寂しいのに。

 彼に似ているこの音楽は、でも、とても綺麗なのだけど。




「この音楽は君にとてもよく似ているね」

 彼を知らない誰かが、私の耳元でそう囁いた。