「今日は何の配信映画見る?」
「友梨奈が見たいのでいいよ」
「怖いやつとかみたいな」
「好きだね、怖いやつ」
「うん」
だって怖いの見たら、理佐がくっついてくれるし上手くいけばそのままなだれ込む事だって…
「あっ、友梨奈、悪い顔してる。やましい事考えてるでしょ?」
「かっ、考えてないよ」
理佐の予想を遥かに超えるようなやましい事めちゃくちゃ考えてるけど笑
「いや、考えてる。そういう顔してる時は必ず悪い事考えてる」
「考えてない」
「絶対に?」
「うん…」
「怪しい…」
理佐は疑いの眼差しを向けてくる
そんな表情ですら私には愛しくてたまらなくなる
映画よりも理佐を感じたい
もう、なだれ込めるならなだれ込んじゃえちょっと口を尖らせる理佐の口にキスをする
チュッ
「好きだよ理佐」
「ほら、やっぱりやましい…こ…と…」
最後まで言い切る前にまたキスをする
チュッ
「好きだからやましい気持ちじゃない、好きだから理佐としたい、だめかな…?」
「だめじゃ…ない…けど…」
「けど?」
私はキスをしながら理佐に触れていく
「2人で…映画…観るのも…あっ…んっ…好きだから…」
「今日は映画より理佐が欲しくなっちゃった…だめ?」
さらに深くキスをして理佐に触れていく
「友梨奈…私も好き…だから…いいよ…その代わり…んっ…」
「その代わり?」
「いつもより、んっ…優しくて、甘くて、あっ…とろけそうなくらい…あっ…あ、愛して…」
「かしこまりました」
そのままたくさんの甘いキスをして、優しく、優しく触れて、甘すぎるくらいの愛を囁いて、理佐をとらかせて、私もとろけていった
気づいたら窓には朝日が差し込んでいる
もう少しゆっくり寝て、ちょっとだけまた愛を確かめあったら、2人でオシャレをして、映画館に理佐を連れて行ってあげよう
おわり