金羊毛皮の翼 -24ページ目

金羊毛皮の翼

その日にあったことや思ったこと、その日に関するギリシャ神話ネタやらを書いていきます。
更新は不定期です。何日も続いたかと思えば、ずっと更新しなかったり。
更新がなくても生きているので大丈夫です。


今日は七夕ですね。
幼稚園のころ、幼稚園で短冊書いたりしてたなぁ…( ´৬ ` )

…曇ってるなぁ



まぁ僕は旧暦の方を待つ人ですけどね。

因みに今年の旧暦の七夕は8月24日らしいです。



日本で語られている七夕物語は言わずもがなですが、僕の大好きなギリシャ神話では3つの星座がばらばらの話を持っています。



【デネブ はくちょう座】
デネブははくちょう座の一等星、織姫と彦星をつなぐカササギの橋です。

ギリシャ神話ではこの白鳥は大神ゼウスです。ある日 ゼウスはスパルタ国の王妃 レダに一目惚れしました。そのときにゼウスはレダに安全に近づくためにこの白鳥に変身します。ゼウスの作戦どおり安心したレダは白鳥に近づきました。そして、レダは人間であるにもかかわらず卵を2つ生みます。この卵の一つから、ふたご座のカストルとポリュケデウス、もう一つの卵から、トロイア戦争に出てくるクリュタイムネストラとヘレネが生まれます。で、こっからがややこしいのですが、遺伝的(?)にはカストルとクリュタイムネストラがレダの旦那のスパルタ国王の子、ポリュケデウスとへレネがゼウスの子なんです。一つの卵に2人づつ入っていて、その2人の父親はそれぞれ違うということですね。
人間の子は死ぬ運命。ゼウスの子は死ねない運命にあります。そして、それが悲しい物語を生むのです・・・(その話はふたご座の話になるのでここでは言いませんが)
ゼウスはこのときの自らの像を天にあげました。


【ベガ こと座】
ベガはこと座の一等星、織姫ですね。

ギリシャ神話ではこの琴はオルフェウスの竪琴です。オルフェウスは芸術の女神たちムーサ(英語読みミューズ)の一人カリオペの子です。彼はニンフのエウリュディケと結婚していましたがエウリュディケは誤って毒蛇を踏んでしまいそのまま冥界に行って(逝って?)しまいます。オルフェウスは彼女をとても愛していたため、冥界に行き、冥府の神ハデスに話をつけようとします。この時にこの竪琴を持って行きました。行く道中、三途の川アケロンの渡し守カロンに素晴らしい音楽を奏で、渡し賃をタダにしてもらい、恐ろしい門番の犬ケルベロスには心地よい音楽を聞かせて猛犬を眠らせます(このシーンはハリーポッターにもありましたね)。そうして冥界に着いたオルフェウスはハデスと話をし、ハデスの妻ペルセフォネの仲介もあり「絶対に後ろを見るな」という言葉とともに見事エウリュディケを取り返します。そうして現世へ帰る道を2人で登って行きます。しかしここはお約束、オルフェウスは後ろを見ます。そして、エウリュディケは冥界に逆戻り。現世に一人で帰ったオルフェウスはオルフェウス教を布教し、太陽神賛美や女性との愛を絶ち、幼い男児に愛を向ける事を推奨します。最も偉大な神はアポロンだぁ!なんて言っちゃったりして、ディオニュソスが怒り、川辺で竪琴を弾いてるオルフェウスをマイナス(狂乱する女たちという意)が八つ裂きにします(食べたってのも聞いたことある)。オルフェウスのバラバラになった体は川を流れ、首は歌を歌いながら流されて海に出ます。首が流れ着いた島の人々は彼の墓を作り、死を悼んだそうです。その後、その島からは沢山の文人が生み出たそうです。
アポロンはゼウスに懇願し、彼の竪琴を星座にしてもらいました。


【アルタイル わし座】
アルタイルはわし座の一等星、彦星です。

ゼウスは女好きとよく言われますが、男も♡なんです。その標的になったのがガニュメデス。今はみずがめ座になっています。はじめ、オリュンポスで神々の給餌をしていたのはゼウスと正妻 結婚の女神ヘラの娘 青春の女神へべでした。ところが、人間として死んだあと神々の仲間に加わったヘラクレスは彼女を妻として与えられます。ヘラクレスにとって、ヘラの娘を与えられたということはそれまで彼を恨んでいたヘラと和解したということで非常によろしいのですが、他の神々にとっては給餌がいなくなってさあ大変。ゼウスは急いで代わりの給餌を探します「男でも女でもいいから可愛い子いないかなぁ~」いました。それがガニュメデスです。鷲の姿になったゼウスはガニュメデスを誘拐し、オリュンポスまで連れて行きます。今の社会だと立派な犯罪ですね。
ゼウスはその時の自らの姿を星座にしました。


【天の川】
織姫と彦星を遠ざけている大河です。

天の川は英語で“Milky Way”、「ミルクの道」です。このミルクはヘラの母乳です。ゼウスは人間の愛人アルクメネとの子 、まだ赤ん坊のアルケイデス(のちのヘラクレス)を不死身にさせようとヘラの母乳を飲ませようとします。ヘラはゼウスが愛人との間につくった子供を恨んでいたため、母乳を飲ませようとしません。そこでゼウスは一計を案じ、ヘラが寝ている隙に飲ませることにしました。ところがいくら赤ん坊でもやっぱりのちのヘラクレス、力は強い。自分の胸に途轍もない痛みを感じたヘラは目を覚まし、驚いて赤ん坊を払いのけます。そのとき飛び散ったミルクが天の川になったとされます。


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素敵な七夕になりますように・・・