金羊毛皮の翼 -10ページ目

金羊毛皮の翼

その日にあったことや思ったこと、その日に関するギリシャ神話ネタやらを書いていきます。
更新は不定期です。何日も続いたかと思えば、ずっと更新しなかったり。
更新がなくても生きているので大丈夫です。

テスト前ですがまたまた更新です。アレです。息抜きです。
…え?
誰だ!現実逃避なんて言うのは!出てこい!


えーと、最近ギリシャ神話ネタがないなぁと思って、そういやこの時のブログで神話を持ち出しといてなにも話してないなぁということで【リターンズ】としてお話しします。

「なんで今やねん。テスト前やろ。アホ」なんて言葉は聞こえません。



では、アスクレピオスのお話し始まり始まり~( ´艸`)パチパチ

…長くなるのでまずは生誕前から誕生まで・・・・


昔々、あるところ(テッサリアだったかな?)にコロニスという美しい女性がいました。彼女は女好きで知られる太陽神アポロンの寵愛を受けていました(※1)。
ある日、アポロンがデルポイの神託の神殿で仕事を(※2)している時(彼は音楽芸術弓術医術予言も司ります)、コロニスの館の見張りをさせていた使いの白い鳥が飛んで来ました。
「アポロン様、大変です!コロニス様が寂しさのあまり館に男を入れました!」
白い鳥はコロニスが男と親しげに話しているのを見た(※3)と言うのです。アポロンはその知らせに驚き、怒りました。コロニスの館に向かいます。
「おのれコロニス!私という恋人がいながら人間ごときと・・・!」
そう言ってアポロンは弓矢をうちました。(※4)
ひょうふつ。←平家物語
さすがは弓術の神。見事コロニスの胸に命中します(※5)
コロニスは許しを請います。
「せめてあなたとのお腹の子だけは救ってください・・・」
そう言ってコロニスは生き耐えました。
アポロンはコロニスに言われたとおりお腹の子を救い出し賢者ケイロンに託しました。ケイロンはティタン神族の長クロノスの息子でケンタウロスの一人です。ケンタウロスにしては珍しく穏やかな性格でたくさんの英雄の教育者です。
アポロンはコロニスを殺めたことを激しく後悔します。
そして怒りの鉾先は白い鳥に向かいました。
「お前が私にあんなことを伝えなければこんなことにはっ!お前を喋れなくし、姿を真っ黒に変え、死ぬまで喪に服すがいい!!そして天に貼り付けてやる!!」
「ア、アポロン様?どうかおやめ…グ…ガーガーガァーー!!」
アポロンは言葉を話す真っ白な鳥、カラスを黒くしてガーガーと鳴くことしかできなくしたのです。以後カラスは汚い鳴き方をする黒い鳥になりました。そしてアポロンの使いだったカラスは天に貼り付けられ、からす座になりました。

その頃、ケイロンの下でコロニスから取り出された子、アスクレピオスはすくすくと育っていました。




※)注釈
(1);アポロンはなぜかもてませんでした。ダプネやカッサンドラ、シビュラ、マルペッサ。みんなにフラれました。そんな中珍しく愛を受け入れたのがコロニスでした。他にも寵愛を受けた人物にはキオネやヒュアキントス(♂)、キュパリッソス(♂)がいましたがいずれも不幸な死に方をしています。ヒュアキントスは頭に円盤が突き刺さって死に、ヒヤシンスになりました。ついでですが、クリュティエというアポロンに片思いしているニンフもいました。彼女はずっと太陽の方ばっかり見ていたため、ヒマワリになりました。
(2);全国を回っていたとの説も
(3);コロニスは本当に浮気していた説、話していた男性は親戚だった説、全てカラスのホラ話だった説など諸説アリです。
(4);双子の姉、月と狩猟、純潔の女神アルテミスがうったとの説も。アポロンがうった矢は男性が死に、アルテミスがうった矢は女性が死ぬとも言われています。
(5);館から出てきた人物を男だと思ってうつとコロニスだったという説もあります。




アスクレピオス、最後にやっと名前が出てきました。
もちろん続きます。