私はとても元気な女の子だった
どこへ出かけても走り回り、気づけば隣にいない
台所では袋に入ったすりごまをばらまき、油まみれにしたこともあった
あまり自分では覚えていないが当時の写真を見ると、とても腕白な子だったのだ分かる
そんな腕白な手のかかる子どもを父と母はとても愛してくれた
そして母は妊娠した
当時1歳だった私は、父・母どちらかに懐いているとかはなかったが、どちらかというと母に懐いていた
でも弟が出来たことにより母が遠い存在になったように感じた
普段ならずっと側にいた母が病院に行くなどを理由に離れる
それがとても不安だった
母が側にいない間は父がずっと側にいて、
遊んでくれたり、買い物に連れていってくれたりと
父は私に寂しい思いをさせない様にと必死だったのだと思う
出産日が近づいてきて、母が入院した
家には父と2人
まだその時にはあまり父に懐いてなくて、
「病院に行く」と泣いたこともあったそう
そして弟が生まれた
見た目は元気な男の子だった
でも医師による少しの間入院が必要とのこと
それから2ヵ月、母と弟は帰ってこなかった
その間も家には父と私、2人きり
この頃になると父に懐き、父のことが大好きになっていた
⇐次に続きます