Ⅳ7,+Ⅳ7,-Ⅱ1転の和音 - 第2巻 P67〜P79 -
---- Ⅳ7の和音 ----
◎Ⅳの3和音に第7音(ⅲ)を付加すると、Ⅳ7の和音が出来る。
●配置
○基本位置に限り、上部構成音(a)(b)がある。
上部構成音(a):第5音を省き、根音を加えたもの(ⅳ,ⅵ,ⅲ)
上部構成音(b):バス以外の3種の構成音(ⅵ,ⅰ,ⅲ)←通常はこちらを使う
○最適配置無し。密集または開離に配置。高音位も自由
●後続和音への連結
①Ⅳ7→D諸和音への連結
○Ⅳ7はS和音に属し、D所和音に連結する。Ⅰの2転-Ⅴへの連結はまれ
第7音(ⅲ)は限定進行音(2度下降)
→連続5度に注意。第3音が第7音の下方に置かれている場合、第3音を2度下げると生じる。
短調での増2度音程に注意。第3音を2度上行させる生じる。
②Ⅳ7→S諸和音への連結
○基本位置のⅣ7はⅡ1転、ⅴ度Ⅴ度の1転(3和音、7の和音)に進行できる。
第7音(ⅲ)は限定進行音(2度下降)
●先行和音からの連結
○Ⅳ7の和音の第7音は常に予備を必要とする
○同主短調のⅣ7(準固有和音)も使える。
※ただし、準固有和音のⅥの後にしか使えない(第7音の↓ⅲを予備しなければいけない故)
●バス課題の実施
○D諸和音への連結パターンは次のとおり(ハ長調での例)
①ファ-ソ ②ラドファ-シ ③ミ-レ ④ファラ-ファ
○S諸和音への連結パターンは次のとおり(ハ長調での例)
①ファ-ファ(Ⅱ1転) ②ファ-↑ファ(ⅴ度Ⅴ度3和音or7の和音)
○バス音の予備
Ⅳ73転のバス音は第7音(ⅲ)だから、予備を必要とする。(ミ-ミ-レ)
Ⅳ72転の低音4度は予備を必要とする→バスの第5音(ⅰ)も予備を必要とする(ド-ド-シ)
○D和音を設定→D和音の先行和音としてⅣ7を使用できるか調べる→全ての和音設定→実施
※バス例。先行和音はⅣ7、後続和音はD和音の時。
左から①、②、③、④とすると、後続和音のDは
①Ⅴ(7) ②Ⅴ(7)(9)の1転 ③Ⅴ7根省2転,及びⅤ9根省2転,及びその準固有和音 ④Ⅴ(7)(9)の3転
---- +Ⅳ7の和音 ----
●短調において、上方変位ⅵ(↑ⅵ)を第3音とするⅣの和音を用いる事がある。ドリアのⅣといい、+Ⅳと記す。
ここでは+Ⅳ7の和音を実習する。 (3和音、7の和音、7の和音の根省、9の和音、9の和音の根省が存在する。)
●配置
○基本位置に限り、上部構成音(a)(b)がある。
上部構成音(a):第5音を省き、根音を加えたもの(ⅳ,ⅵ,ⅲ)
上部構成音(b):バス以外の3種の構成音(ⅵ,ⅰ,ⅲ
○最適配置(括弧内はソプラノの音位)
●後続和音への連結
○+Ⅳ7の和音はS和音グループに属し、常にⅤ諸和音へ進行する
(Ⅰ2転-Ⅴへの接続は無い)
第3音は2度上行(↑ⅵ→ⅶ)
第7音は2度下行(ⅲ→ⅱ)
○例外①(3音重複を避ける為に)
開(根)の+Ⅳ7の2転→Oct(7)の属七根省2転において、+Ⅳ7の2転の第7音を2度上行(ⅲ→ⅳ)できる。
ⅰⅲ↑ⅵⅳーⅱⅳⅶⅳ
○例外②
+Ⅳ7任意の転回形→属九根省任意の転回形において、先行和音の第3音(↑ⅵ)を増1度下降(↑ⅵ→ⅵ)させることが可能。
●先行和音からの連結
+Ⅳ7の第7音は、先行和音からの予備を必要としない。
まとめてみた。 ○長調において、準固有和音として借用する事が出来る(◦ -Ⅱ)
○ここでは良く使用する1転(-Ⅱ1転)だけを実施する。これをナポリの六の和音と呼ぶ
●配置
最適配置は密(根)
●-Ⅱ1転→D諸和音への連結
○-Ⅱ1転は、S和音グループに属す。
○D和音の【基】の3和音及び7の和音、Ⅰ2-Ⅴ、任意の3転(根省も含む)に進行※2転への進行は稀で、今の所しない
・このとき上3声を下降させる
・9の和音3転根省への接続では、第5音(ⅵ)を保留する
・この連結では両和音の半音的関係をなす2音(↓ⅱ、ⅱ)を同一声部に置かない
●-Ⅱ1転→S諸和音への連結
・ⅴ度Ⅴ度9の和音1転根省、及びその準固有和音へ進行する(バスはⅳ→↑ⅳ)
・(ⅵが)下方変位したⅴ度Ⅴ度9の和音1転根省、及びその準固有和音へ進行する
・この時、根音は2度下降させる。
●先行和音からの連結に関して記述無し。
●バス課題の実施
・D和音の先行和音として+Ⅳの和音又は-Ⅱ1を使えるか調べる→和音設定→実施
※先行和音が-Ⅱ7/+Ⅳ7、後続和音がDの時のバス例はこんな感じ↓
左から①、②、③、④、⑤とすると
●-Ⅱ7は①、②、⑤で使える
●+Ⅳ7は①、③、④、⑤で使える
まとめてみた
◎Ⅳの3和音に第7音(ⅲ)を付加すると、Ⅳ7の和音が出来る。
●配置
○基本位置に限り、上部構成音(a)(b)がある。
上部構成音(a):第5音を省き、根音を加えたもの(ⅳ,ⅵ,ⅲ)
上部構成音(b):バス以外の3種の構成音(ⅵ,ⅰ,ⅲ)←通常はこちらを使う
○最適配置無し。密集または開離に配置。高音位も自由
●後続和音への連結
①Ⅳ7→D諸和音への連結
○Ⅳ7はS和音に属し、D所和音に連結する。Ⅰの2転-Ⅴへの連結はまれ
第7音(ⅲ)は限定進行音(2度下降)
→連続5度に注意。第3音が第7音の下方に置かれている場合、第3音を2度下げると生じる。
短調での増2度音程に注意。第3音を2度上行させる生じる。
②Ⅳ7→S諸和音への連結
○基本位置のⅣ7はⅡ1転、ⅴ度Ⅴ度の1転(3和音、7の和音)に進行できる。
第7音(ⅲ)は限定進行音(2度下降)
●先行和音からの連結
○Ⅳ7の和音の第7音は常に予備を必要とする
○同主短調のⅣ7(準固有和音)も使える。
※ただし、準固有和音のⅥの後にしか使えない(第7音の↓ⅲを予備しなければいけない故)
●バス課題の実施
○D諸和音への連結パターンは次のとおり(ハ長調での例)
①ファ-ソ ②ラドファ-シ ③ミ-レ ④ファラ-ファ
○S諸和音への連結パターンは次のとおり(ハ長調での例)
①ファ-ファ(Ⅱ1転) ②ファ-↑ファ(ⅴ度Ⅴ度3和音or7の和音)
○バス音の予備
Ⅳ73転のバス音は第7音(ⅲ)だから、予備を必要とする。(ミ-ミ-レ)
Ⅳ72転の低音4度は予備を必要とする→バスの第5音(ⅰ)も予備を必要とする(ド-ド-シ)
○D和音を設定→D和音の先行和音としてⅣ7を使用できるか調べる→全ての和音設定→実施
※バス例。先行和音はⅣ7、後続和音はD和音の時。
左から①、②、③、④とすると、後続和音のDは
①Ⅴ(7) ②Ⅴ(7)(9)の1転 ③Ⅴ7根省2転,及びⅤ9根省2転,及びその準固有和音 ④Ⅴ(7)(9)の3転
---- +Ⅳ7の和音 ----
●短調において、上方変位ⅵ(↑ⅵ)を第3音とするⅣの和音を用いる事がある。ドリアのⅣといい、+Ⅳと記す。
ここでは+Ⅳ7の和音を実習する。 (3和音、7の和音、7の和音の根省、9の和音、9の和音の根省が存在する。)
●配置
○基本位置に限り、上部構成音(a)(b)がある。
上部構成音(a):第5音を省き、根音を加えたもの(ⅳ,ⅵ,ⅲ)
上部構成音(b):バス以外の3種の構成音(ⅵ,ⅰ,ⅲ
○最適配置(括弧内はソプラノの音位)
●後続和音への連結
○+Ⅳ7の和音はS和音グループに属し、常にⅤ諸和音へ進行する
(Ⅰ2転-Ⅴへの接続は無い)
第3音は2度上行(↑ⅵ→ⅶ)
第7音は2度下行(ⅲ→ⅱ)
○例外①(3音重複を避ける為に)
開(根)の+Ⅳ7の2転→Oct(7)の属七根省2転において、+Ⅳ7の2転の第7音を2度上行(ⅲ→ⅳ)できる。
ⅰⅲ↑ⅵⅳーⅱⅳⅶⅳ
○例外②
+Ⅳ7任意の転回形→属九根省任意の転回形において、先行和音の第3音(↑ⅵ)を増1度下降(↑ⅵ→ⅵ)させることが可能。
●先行和音からの連結
+Ⅳ7の第7音は、先行和音からの予備を必要としない。
まとめてみた。 ○長調において、準固有和音として借用する事が出来る(◦ -Ⅱ)
○ここでは良く使用する1転(-Ⅱ1転)だけを実施する。これをナポリの六の和音と呼ぶ
●配置
最適配置は密(根)
●-Ⅱ1転→D諸和音への連結
○-Ⅱ1転は、S和音グループに属す。
○D和音の【基】の3和音及び7の和音、Ⅰ2-Ⅴ、任意の3転(根省も含む)に進行※2転への進行は稀で、今の所しない
・このとき上3声を下降させる
・9の和音3転根省への接続では、第5音(ⅵ)を保留する
・この連結では両和音の半音的関係をなす2音(↓ⅱ、ⅱ)を同一声部に置かない
●-Ⅱ1転→S諸和音への連結
・ⅴ度Ⅴ度9の和音1転根省、及びその準固有和音へ進行する(バスはⅳ→↑ⅳ)
・(ⅵが)下方変位したⅴ度Ⅴ度9の和音1転根省、及びその準固有和音へ進行する
・この時、根音は2度下降させる。
●先行和音からの連結に関して記述無し。
●バス課題の実施
・D和音の先行和音として+Ⅳの和音又は-Ⅱ1を使えるか調べる→和音設定→実施
※先行和音が-Ⅱ7/+Ⅳ7、後続和音がDの時のバス例はこんな感じ↓
左から①、②、③、④、⑤とすると
●-Ⅱ7は①、②、⑤で使える
●+Ⅳ7は①、③、④、⑤で使える
まとめてみた
