昨日は高校野球を観に行ってきました
約2週間に渡って行われた千葉県大会もいよいよ昨日が決勝戦。
ついに千葉県の代表が決まります!
決戦の地、ZOZOマリンスタジアムには9時ごろ到着。
もう既にたくさんの人でごった返しになっていました
昨日はここから観戦しました!
着席したのが試合開始40分前だったので、すぐにスタメン発表がありました。
昨日はこのようなオーダーになりました↓
ここからは写真を
市立船橋先発、エースの工藤君
2年生ながら不動の3番に座るのは市立船橋、花嶋君
今大会既に3HRを放ち捕手としても別格の存在の木更津総合、羽根君
背番号11ながらエース級の活躍を見せる木更津総合、千葉君
試合は壮絶な投手戦となります。
初回に市立船橋は先頭の合津君のヒットなどで2死1、2塁としましたが大木君が一ゴロに倒れ得点とはならず。
それでも市立船橋、先発のエース工藤君が2回4奪三振の投球で木更津総合打線を食い止めます。
試合が動いたのは3回、市立船橋は1死から合津君が左中間を真っ二つに割る3塁打を放ちチャンス到来!
続く2番、平野君がボテボテの適時内野安打を放ちこの試合は市立船橋が先制点を取る形に
再び試合が動いたのは5回、木更津総合はこの回先頭の鈴木君がヒットを放ちようやくこの試合初安打を記録します。
その後、1死2塁とすると投手の千葉君がセンターオーバーの適時2塁打を放ち自らのバットで試合を振り戻しにします
その後はお互いに譲らない意地と意地のぶつかり合いに!
千葉君は尻上がりに調子を上げ6回から9回までなんと1安打に抑える投球。
しかもその全てで3人で切り取るという抜群の投球を披露
一方、市立船橋の工藤君は5回以降ほぼ毎回走者を出す苦しい投球、
8回は1死1、3塁。9回は2死2塁とされますがいずれのピンチも三振で奪い何度も雄たけびを上げます。
千葉県大会の決勝では稀に見る投手戦となったこの試合は延長戦へ。
10回。タイブレークとなり無死1、2塁から始まる市立船橋は5番の大木君が犠打を決めて1死2、3塁と大チャンス到来!
ここで本郷君の打席時に3塁走者が大きく飛び出していたのを見て捕手の羽根君が3塁へ送球。
しかし、これが3塁走者に当たりボールは3塁側ベンチを転々、、、
これで3塁走者がホームへ還り市立船橋が勝ち越し
かと思ったのですが審判はこれを守備妨害と取り3塁走者はアウトに!2死2塁から試合再開という事になり市立船橋は猛抗議!!
なんと18分間にも及ぶ長い抗議の末、判定は変わらず。
結局、2死2塁から本郷君は三振に倒れこれで流れは一気に木更津総合へ。
10回裏、木更津総合は無死1、2塁から和田君が送りバント。
これを打球処理した工藤君が1塁へまさかの悪送球をしてしまい、これが市立船橋にとって最後のプレーになってしまいました。
あまりにも劇的で、あまりにも残酷だった千葉県大会決勝。
今年の千葉県代表の座を手に入れたのは木更津総合でした
敗れた市立船橋ナイン、悔しさを抑えきれません。
2年前と全く同じカードとなった今年の高校野球千葉大会決勝。
2年前は市立船橋が制し甲子園出場を果たしました。
ここ最近は決勝までは駒を進めるものの、中々その先に進めなかった木更津総合。
今年は6年振りにそのキップを手にすることができました
本当におめでとうございます
先発した千葉君、エースナンバーではないもののそんな事は関係ないと言わんばかりの投球で市立船橋打線を翻弄しました。
直球と変化球のコンビネーションは抜群で140㌔近い速球の後に90㌔台のカーブを投げられたら中々そう簡単に打てるものではありません。
その投球もさることながら、打撃でも自身で放った適時2塁打。
何としてでも追いつく、その気持ちが打球をほんの少し伸ばしてくれたんだと思います。
その投球を引き出した捕手の羽根君。
今大会では打撃で非常に目立っていましたがリードや牽制、盗塁阻止率など全てにおいて高いレベルを誇っており、プロに近いのではないかなと思ってしまいました。
最後に投げたエース石澤君もさすがの投球。
あれだけの中断があり気持ちが切れそうな所、よくもう一度気持ちを入れ直し投げぬきました!
そして敗れてしまった市立船橋。
実力は全く一緒で本当にどちらが甲子園に行ってもおかしくなかったと思います。
先発のエース工藤君はMAX144㌔の直球にキレのあるスライダー、牽制も非常にうまくなによりエースとしての気迫は素晴らしいものを感じました。
走者が出て、クイックになった時に若干球威が落ちてしまっていたように感じましたがそれでも何度もピンチを迎えながらそのピンチを三振で抑え158球を投げぬきました。
一人で投げぬいたその姿には鳥肌が止まりませんでした。
1番の合津君もシュアな打撃が印象的で何かソフトバンクの近藤を彷彿とさせる打撃でした。
3番の花嶋君はまだ2年生という事で来年もあります。
来年こそは自分がもっとチームを引っ張り、その先を目指してもらいたいですね。
千葉県大会決勝史上稀に見る大投手戦となったこの試合。
お互いの先発投手、本当に良く頑張りました!
お互い150球を超え体力は限界だったと思います。
それでも気力を振り絞り投げぬくその姿は感動を貰えました。
自分は9年振りに決勝戦を観に行ったのですが、本当に盛り上がりますね
先ほども言いましたが本当にどちらが甲子園に行ってもおかしくはなかった。
強いて言うならば勝敗を分けたのはミスだったかなと。
最後のプレーもそうですが、市立船橋はそれまで3つのエラーをしてしまっていました。
木更津総合はこの試合ではミスは0だったのでほんのわずかな差が出たのかなと思いました。
それでも、あの炎天下の中ですから誰も工藤君を攻めたりはしないでしょう。
むしろ一人でよく投げぬきましたよ!尊敬します!
延長10回表の守備妨害を巡っての中断ではかなりのヤジも飛んでいましたが審判だって暑い中、やっているんです。
そもそも審判の言った事が絶対なんですから、長くなってお客さんがどうこう言うのは違うんじゃないかと思います。
選手の皆さん、監督、コーチ、マネージャー、記録員やボールボーイ、父兄の方々、生徒たち、そして審判団、高校野球は皆の協力があって成り立っています。
皆さんで盛り上げてここまで素晴らしい決勝戦になりました
木更津総合には甲子園でも暴れて千葉県勢久々の優勝までたどり着いてほしいです。
あっという間だった戦国千葉の高校野球千葉県大会。
ドラマティックな試合が多く、高校野球の良さを改めて実感しました!
昨日が高校野球ダイジェストも最終回ということで桑原さん、桜田さんも昨年に引き続きお疲れさまでした
甲子園でも頑張れ木更津総合高校