YouTubeのフルアニメtvチャンネルで、アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」を1話から12話まで通しで見ました。


 これは原作西尾維新、キャラクター原案西村キヌ、作画絵本奈央の「新本格魔法少女りすか」漫画版刊行を記念したキャンペーンで

 両方の作画を担当した絵本奈央つながりによるサービス企画らしい。


 私も「荒ぶる乙女どもよ。」を見て愉しんだお礼に、微力ながら宣伝と感想を残したいと思います。


↓アニメへのリンクはこちらからどうぞ(^^)
 「新本格魔法少女りすか」についてもググってみたよ♪







 漫画「荒ぶる季節の乙女どもよ。」は別冊少年マガジンに連載されたものだけど

 女子高生の物語が少年向けマンガ雑誌に載るのはおかしいと初めは思った


 しかし、アニメを12話まで見てみれば、始まりは5人の文芸部員の静かな読書会だったのに

 最後は文芸部の女子高生たち4人による文芸部部長の退学処分撤回の為に

 クラブの顧問を引き受けた教師、ミロ先生を人質にして学校占拠するという過激なテロ事案に発展


 しかし、これは女性、しかも女子高生のやり方ではなく男性的な発想だと思う

 女性は男性に比べて左右の脳をつなぐ脳梁が太く発達しており

 コミュニケーション能力に優れ、損得勘定もしっかりしているから


 男性のように暴力を伴う過激な手段に訴えることなど滅多に起こらない

 学校を占拠して封鎖するなんて特殊なレアケースに過ぎないだろう

 だから、この「荒ぶる季節の乙女どもよ。」は荒ぶる季節の女子高生の姿を借りているだけで

 基本的に本質は少年漫画&アニメなんだと思ってしまいます。


 学校占拠を知って駆けつけた教頭と校長が、金曜日の夜だから土日のクラブ活動に支障があるだけだから「今日は解散」と言ってアッサリ帰る

 翌朝は早くから教頭と校長が現れ、年寄りは朝が強いと胸を張り

 女性教師は占拠する女生徒の為に朝食を持って来る

 そんなこんなで事件は部長の退学処分取り消しという、極めて平和的で穏便な解決を見せて有耶無耶になってしまう。



 身長が152センチと低く子供っぽい、胸が小さく魅力が無いと悩んでいたヒロイン小野寺和紗(おのでらかずさ)は

 隣に住む幼馴染みの典本泉(のりもといずみ)と無事に相思相愛の恋人になる


 身長160センチで見た目は儚い感じがする美少女、菅原新菜(すがわらにいな)は背伸びして大人っぽく振るまっている

 幼い頃に所属していた児童劇団のロリコンの演出家、三枝久(さえぐさひさし)に憧れていたが

 典本泉を好きなって初めて本当の恋を知り、誘惑するが振られて失恋を経験する


 大人しい須藤百々子(すどうももこ)も小学生時代の同級生から告白されて恋人ができたが、いざ付き合ってみると性格の不一致があらわで

 相手の偉そうな態度に文化祭でついにブチギレ、「謝れば許してやる」と再び会いに来た相手に言われたが

 きっぱり拒否をして別れてしまい、女性の菅原新菜に「あなたか好きだ」と告白する



 身長170センチと背の高い曽根崎り香(そねざきりか)は文芸部の部長として
 純潔を尊び男女交際イコールセックスと見なす潔癖で頑固な性格だったが
 告白されて恋に目覚め、まとめていた髪を下ろしメガネを外して突然、美少女に変身する
 そして、固い性格も恋によって次第に優しいものに変わっていく

 身長140センチの本郷ひと葉(ほんごうひとは)は作家志望の少女で
 原稿を持ち込んだ出版社の編集者からエロ場面のセリフにリアティが足りないと言われ
 ネットでエロチャットをしていたが物足りなくなり、リアルで会う
 するとそれは学校の国語教師山岸知明だった、彼女はそれをネタに脅して、廃部の危機にあった文芸部の顧問にして文芸部ん救い、彼にミロ先生というあだ名をつける
 彼女はミロ先生に恋をして何度も関係を迫るがキスにビビる姿を笑われ、二人でラブホテルに向かうが最後の一線をどうしても越えられない
 そして、ミロ先生は同僚の女性教師と結婚して失恋を味わうが、作家としての第一歩を順調に歩み始める。

 この本郷ひと葉は原作者岡田麿里の分身らしく、そのこだわりから一際、過激で変わった性格に描かれているような気がします。