マンガ家のちばてつやさんと歌手の尾藤イサオさんが「あしたのジョー」を合唱!?

 という記事が、ちばてつやさんのブログ「ぐずてつ日記」に載っていました
 大御所二人の顔合わせだけでも感無量なのに、二人がデュエットをされるなんてびっくり!。

  この日はテレビ局の取材があり、ちばてつや邸を尾藤イサオさんが訪問する形で「あしたのジョー」対談が行われましたが

 最後の方でプロデューサーから「あしたのジョー」の主題歌を歌って♪と無茶振りされた尾藤さんが
 躊躇いがちに伴奏もないアカペラで歌い出すと、ちばてつやさんも思わず釣られて歌ってしまったらしい
    ちばてつやさんの描いた作品が、社会現象になるほど盛り上がったマンガ「あしたのジョー」
 対談と歌であの時代を思い出した、ちばてつやさんも当事者の1人として感慨深いものがあったのでしょう

    願わくばこれがテレビ番組の対談収録ではなく、動画や歌番組の配信や舞台上だったら
 熱心な美人?腐女子のひとりとして、直ちに「尊い!」と伏し拝み奉るのにと考えてしまい、誠に残念でなりませぬ〜。😍


    マンガ「あしたのジョー」は1967年から1973年まで、TVアニメ「あしたのジョー」が1970年3月から1971年9月まで
 そしてTVアニメ「あしたのジョー2」が1980年10月から1981年8月まで放送され、その後も何回か再放送が行われました

 また、劇場版アニメや実写版映画も制作されています。






    このマンガは人気が出たために引き延しが図られ、ライバルの力石徹(りきいしとおる)に矢吹丈が階級を上げて挑戦し、矢吹丈が勝って決着がついたはずなのに
 今度は力石徹が減量して階級を下げてまで再戦し、矢吹丈が負けるが無理な減量がたたって力石徹は試合後に倒れ死亡して
 ファンが集まって自主的に力石徹のお葬式が行われる


 しかし、まだそこでは終わらず外人のライバル、カーロス・リベラが登場して
 激しい試合の末矢吹丈が勝ったがその後、対戦相手のカーロス・リベラが行方不明になり
 ようやく再会した時には彼がパンチドランカーで廃人になっていた

 そして、勝ったはずの主人公の矢吹丈にもパンチドランカーの症状が現れ
 次の試合で世界チャンピオンのホセ・メンドーサに挑戦して破れ、力尽きてリングコーナーの椅子に腰掛けたまで、真っ白に燃え尽きて亡くなってしまう。


 矢吹丈の悲惨な死を見せられたファンは力石徹のお葬式よりも、さらに大勢になって大集合
 そして、多数の芸能人や有名人まで出席して大々的にお葬式まで執り行われたことから
 マスコミ界隈を賑わせる大騒ぎになってしまいす当時は「社会現象」とまで言われました。

(社会現象:ある物事が社会全体に急速に浸透して影響を及ぼすこと。「90年代に—となったヒットドラマ」「—を巻き起こす」)


 マンガが完結して51年、アニメが終了して43年、それから半世紀あまり過ぎて
 ちばてつやさんは1939年生れ(昭和14年生)の85歳で、尾藤イサオさんは1943年生れ(昭和18年生)の81歳
 戦後、日本に焼け跡が残る貧しい時代を知る戦中派なのに
 いまだ若々しく長時間の対談後に2人でアニメソングを合唱する元気さには驚かされます。(@@)♪


 また、マンガ「あしたのジョー」の連載開始50周年を記念して、東京スカイツリーのソラマチ5Fで5月6日まで原画やアニメ資料の展示などをする「あしたのジョー」展覧会が開催されていたみたい。