はぐれないように握りしめ
見失わないようと駆けつけた
どうせならば
一緒にいるのならば
ひとつになってもいいんじゃない
そしたらさ もう二度とさ
手を握りしめ駆けつける必要も
ないんじゃない

君の見たものも触れたものも
僕が代わりに記憶しておくよ
だから思い出に気を使うことなく
思う存分に二生分の歴史を刻んでよ
泣きたいときは泣いたらいいさ
僕の分の涙も君に渡すよ

だからどうか
僕のそばに
そっとそばに
ずっとそばに
もっとそばに
きっと永遠に

そばに