「あなたには、良心がない。」


あるドラマのセリフです。


駅で掃き掃除をしていると、改札付近にピンク色の長方形をした紙が落ちていました。


ゴミだと思いそのまま掃き取ったのですが、何かの拍子にブンチリを覗くと、そのピンクの紙の表側には何やら書いてあります。


見ると、「おめでとう🎉美容師合格&誕生日」と、丁寧な字で書いてあります。


その紙は封筒のようになっていて、少し開いていたので、開くと中にはピン札の一万円が入っていました。


ええええっ😱☀️


これは駅に届けなきゃ!と思うと同時に、誰も知らないし、見てないし、防犯カメラを確認されても、拾ったのはただのピンクの紙なので、知らないと言い通せば騙せる!このままネコババしてしまえ、と瞬時に思いが巡ります🌀


でも、そう思えば思うほど、なぜか、胸が傷みました。


綺麗に畳んだ紙は安っぽい上質紙でしたが、幼さの残る字で、心を込めて書いたであろうその背景を想像したら、気の毒になってしまいました。


ネコババしてしまえ!を封印して、駅員に届けました。


何か問い合わせはありましたか?と聞くと、今のところはないですね、という返事。


もしかしたら、どこで失くしたか分からず仕舞いで、一万円は警察の落とし物係に行く運命なのかもしれません。


ドラマでは、「あなたには良心がない。」に続いて、こんなセリフがあります。


「Limits your imagination.」


良心がないから、あなたの想像力には限界がある、と。


「あなたは強欲だ。金で人間は動くと思っている。

なぜなら、あなた自身がそうだからだ。

だから、金さえ貰えれば肉親を殺された恨みも消える、と思っている。

それが、完璧なあなたの唯一の弱点だ。」


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