日本アカデミー賞の

作品、監督、編集賞を獲得。


記念に以前見た感想を。


劇場で見たかったけどそれは叶わず。

DVDレンタル初日に我慢できずレンタルで見る。

一度見て、すぐリピした。


この映画、私は好き!!!青春映画の傑作じゃないかと思います。

予想通り、桐島くんは出てこなかった(笑)。

青春ものって、概ね問題が起こるとクラス一丸となって

前向きになんとか解決していくものが多いと思うんだけど

この作品は、そうじゃないのよね。


クラス(学校)って、グループごとに住み分けてるよね。

で、普段はその関係性を微妙な距離感で保っているんだけど

桐島くんが部活を辞めたことによってそれぞれの気持ちや関係性に

少しずつ波風が起こる。

そのざわざわ感っていうか、負の感情を描いているのがいいなと思った。

誰だって、陽の気持ちだけ持っているわけじゃないから。


桐島くんが部活を辞めてからの数日を

それぞれの生徒の目線で描いていく前半。


そして、桐島くんが学校に来たという話でクライマックスへ。


この学校の屋上を舞台としたクライマックスへの持っていき方が見事だと思った。

←エラそうですいません。


登場人物それぞれの気持ちと

登場人物の一人(大橋寿々花ちゃん)が吹奏楽部なんだけど

コンクールに出るために全体練習するその音楽の高まりと

見ているこちらの気持ち。

その3つがうま~い具合にクライマックスへと

収束していく感じがなんとも気持ちよかった♪


ラストは、微かな希望を言葉ではなく画で見せる終わり方で好き。

そこに、放課後の校庭に響く野球部の声と夕暮れの微妙なひかり。

やはり、どこか翳りがあるようなかんじがなんともいえずいいわ~。


トップクレジットは神木くんだけれども

確かに彼がこの映画にとって重要なセリフをいうけれども

だからといって彼をものすごくフューチャーしているわけではない。

生徒役のひとりになっている。


神木くんは映画大好きの映画部部長のさえない男の子・前田役。

黒縁メガネをちょいちょい人差し指で位置を直す仕草で、ちょっとおどおど。

でも、それがハマってた(笑)。


偶然街の映画館で会った、橋本さん扮する女の子と会話する。

属するところが違うから自分のことなんて眼中にないと思っていたのと

見ていた映画が前田好みだったので、趣味が合うんじゃないかと勘違いして

次の日から急に意識しだすのとか「あるある!」ネタで面白かった(笑)。


神木くんの他にも知っている顔が出ている。

さっき挙げた寿々花ちゃん、太賀くん、

落合くん(見たことある顔だと思いながら、髪型のせいかなかなか落合くんだとわからなかった・笑)、

橋本愛ちゃん、あと愛ちゃんのお友達役の子とか。

それでも誰かが突出することなく、ちゃんと群像劇になっているのよね~。

で、登場人物それぞれにどこか共感する部分があるの。


野球部の先輩と前田の友達役の子がいい味だしてたな~。

先輩のやさしい気持ちのセリフがよかったな~。

最近知ったのだけど、この友達役の子(いや、結構いい年齢かもしれないけど・笑)は

BOSSで大森南朋の部下役・ダイワハウスで助監督役で出ているのね。


桐島くん彼女の友達が一番好きじゃないキャラだな(笑)。

ひとのことを心配しているように見せかけて、

実は自分のことしか考えてない。

だから、愛ちゃんが平手したときは、

そりゃそうでしょうと共感したわ(笑)。


目黒シネマでは、2本立ててこれから上映するらしいので

興味のある、お近くの方は是非!

以前、るろ剣とアウトレージ2の2本立てを見に行ったんだけど

今でも2本立てで上映している映画館があるのに驚いたわ~!!!


ちょっと余談。

最優秀男優賞が阿部ちゃんだった。

昔、つかさんの舞台で見た時は

これから阿部ちゃんはどこへ行くんだろう?!と思ったんだけど(汗)

いい俳優さんになったんですね。

次回は、ぜひ日本人役で受賞されることを願っています!!