人は。3 完 | 昭和一代男道

人は。3 完

お前が役者をやりたいならやればいい、
俺はお前がガキの頃から知ってるから年の離れた弟だと思ってる、はっきり行ってお前はかわいいよ、かわいいからこそお前にはとことん頑張ってもらいたい、
応援するよ、辛い事があったら電話して来い、
優大負けんなよ、




行ってこい。








嬉しかった。



嬉しくてすげー泣いた。








それから数日後、
今の師、
紫鳳友也の弟子となった。








やっぱり色んな事があった、辛かった、
でも自分への意地もあった。


いっぱいいっぱいだった。

まだ入団して3ヶ月ぐらいなのに。








ある日手紙が届いた。




誰だろう?







手紙を読んで驚いた。







以前、店に来たあの時の女性からだった。



びっくりした、確かにその女性とは色んな話をしたが役者の話なんてしていなかった。


とにかく手紙を読んでみた。








お疲れ様です

先日は大変お世話に成りました

この度東京でショップを経営する事になりました

この前お兄さんに挨拶しにお店に行ったら優大は辞めちゃって大衆演劇の道に進んだって聞いたからお手紙出しました

手紙なんて久しぶりだからなんて書いたらいいか分からないけど
本当にありがとう
私より若いお兄さんに色んな事教えてもらったよ
ありがとう
お互いに新しい事始めてさまだまだ分からない事ばっかりだけと頑張ろうね
いつかまた会えたらいいね
それまでお元気で




PS
お父さんは最近結婚しろって言わなくなったょ(笑)











あの時何気なく言った言葉は相手にとったらとても大きな言葉になってる。








人間は言葉で傷つき、
人間は言葉で励まされる。






この手紙で俺も力もらいました。


本当にありがとう。









今の自分があるのは今まで出会い、別れてきた人のお陰だと思います。











これからも頑張ろう。








人の気持ちはあたたかい。













やっぱりいぃもんだな、
























『人は。』