大きなシトロエンはいかが? シトロエン・C5 | 欧州車・輸入車・中古車を購入するときに失敗しない99のコツ

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欧州車アドバイザーの井岡です。



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シトロエンのEセグメントモデル。C5

2007年デビューの2代目となり、現行モデルでもある。


少しシトロエンのことを聞いたことのある人なら知ってる、シトロエンと言えばハイドロ。

現行のシトロエンで普段街中で見かけるC4までのシトロエンにはハイドロサスペンションは装備されていない。

装備されているのはC5とC6のみ。


しかし、魔法の絨毯とか、宇宙船とか言われた少し古いシトロエンの乗り心地とは違ったものに仕上がっている。

柔らかいながらも、しっかりと芯があり、その芯の硬さすら感じる。

設定をSPORTモードにしたら、はっきりと硬い足廻りに変化する。

そして、SPORTモードにすると、急なレーンチェンジなんかをしても、全然とっ散らからない。


一部のコアなユーザーに、「ハイドロニューマティック」こそがシトロエン。ハイドラクティブはもうシトロエンではない。なんて言われたりするけど、あまりとらわれずに、しっかりと現代的な回答を出すことが出来ていると思う。




シトロエンといえば、メカニズム、造形、両方の面から前衛的と言われる。

フランスでは、普通の人はプジョー。公務員はルノー。パリのスカした野郎はシトロエン、なんて言われたりする。


このC5も例に漏れずというか、シトロエンの特徴をしっかり受け継いで、現代的にモダナイズされている。

リアのくぼんだウインドウは、まさに待ち焦がれていたビッグシトロエンのそれ。

その他にも、特徴的なヘッドライト、セダンかハッチバックか一瞬迷うようなルーフエンド、リアに向かって絞られていく造形は、間違いなくシトロエン。

キャビンに乗り込んでも、装備の充実度や演出はとても上手。

しかし、やっぱり硬質のプラスチックが見え隠れするところがある。

こういう所もシトロエン(笑)


もともと、ドイツのプレミアム御三家などと同じ価値観で勝負していないから、プラスチックだから、ということもなく、自然に許せてしまう。




さて、そんなEセグメントの現行モデル。

やっぱり値段はなかなかのもの。

初期型で安いものを無理やり探したら乗り出し200万円台で手に入らないこともないが、やっぱり狙っていいと思えるのは300万円台に入ってる。

普段、100万円で乗り出せるヘロヘロの中古車の話が多いから、300万円と言うととてつもない大金に感じるが、新車と比べてみると、そうでもない。

輸入車の新車だったら、車体価格が300万円を切っただけで話題になるし、日本車でもDセグメントあたりの新車で300万円くらいする。

決してクルマの値段として、高い金額ではない。

新車で300万円台で買えるクルマと比較してみると、これはなかなか魅力的な選択肢になってこないだろうか?



>探すときの注意点

グレードが結構あるけど、無理やり大きく分けると3つ。

・直4 2L+4AT

・V6 3L+6AT

・直4 1.6Lターボ+6AT

このうち上の2つは新車での販売は終了されている。

今売ってるのは1.6Lターボのモデルのみ。

オススメしないのは4AT


悪名高きAL4というATであるのがその理由。

先代C5でもよく壊れて、対策はされていると聞くけど、疑わしさは残ってる。

もし壊れてしまったら修理代は安いクルマが買えてしまうくらいかかることもあるため、疑わしいものに手を出さないないほうがいいと思う。

ちなみに、6ATはアイシン製(トヨタのAT作ってる)なので、信頼性は高い。


価格のところに書いた200万円台で手に入りそうな個体は大体4AT。

なので、やっぱり300万円台はみておいたほうがいい。



>問い合わせ

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