初期案「知り合いの見舞いの帰りに別な入院患者と出会ってうんたらかんたら」
〓ここから〓
「それじゃあ、さっさと治しなよ」
そう言って病室を出たあと、中庭のベンチで一息入れていた。
「バットでなく、塩ビ管にした方がよかったかな」
高校の友人が何に触発されたのか『木製バットを折ってみたい』と言い出し仕方なく湯使わなくなった古いバットを提供したけど、やはりというべきか折れた――足が。原因になったバットを提供した手前、何もしないのはばつが悪いため一応見舞いには来てみけど、本人曰く『一応切れ込み入れてた』との事らしいが、それで折れなかったのであればあいつの骨が想像以上に脆弱だったのではないかと思ってしまう。何にせよ馬鹿だけど…

「…楽しそうだな」
「何が?」
「―――っ!?」

独り言に質問されるのは心臓に悪い。
「何が楽しそうなの?」
ベンチの隣は病衣を着た小学生くらいの子供が座っていた。
「ん?あぁ、いや…友達がいつも楽しそうにしてるなって思ってね」
「楽しいのは良いことね。いつも病院内だけを徘徊するのは退屈よ。」
妙に話し方が大人びている子供だ。服装からして入院患者だろうけど
「お嬢ちゃんはずっと病院に居るのか?」
そう尋ねるとあからさまに不機嫌な顔になり
「お嬢ちゃんではないわ。今年で16よ」
「いやいや、嘘はいけないよ。背は小学生くらいしかないし、そのむ――」
言葉が出なかった、というよりは出せなかったというほうが正しいだろう。続きを言ったら終わる気がした。
「どうしたのよ急に黙り込んで、言いたいことはハッキリしたほうがいいと思うわよ。大丈夫、ちゃんと全部聞いてあげるから」
顔と言葉が噛みあっていない。般若のごとき顔と堕天使の囁き組み合わせとは斬新だ。その囁きに導かれてそのまま新世界へ連れて行かれそうだから遠慮しておこう。
「ナンデモナイデスヨ」
「あら残念、聞いてみたかったのに」


当面の危機は回避できたのはいいが俄かに信じがたい。成長が止まっているのではないかと感じられるほどのチビッ子が16って、同い年じゃないか。最近の病院は不老を通り越して成長阻害の研究でもしているのかね。
「いや、大したことじゃないから気にしないでくれ。ところでいつも病院内を徘徊といっていたけど、この病院に結構長くいるの?」
さっきの口調からして飽きた感じがしたから2カ月くらいかな。
「○年よ」
〓ここまで〓
短編になりそうなのでブツ切り。
ここからの展開案
・年数は女子の成長期が始まる前(7年ぐらい)で、子供は生霊または幽霊。
・奇病にかかり成長が止まったため解決方法を探っている。(奇病はロリコン万歳な感じになりそう)

・体が縮んでしまった(某名探偵風)

編集後記「バッドエンドはお断り」

 

追記

知らない人の病室に入るって、仮に目があったとしてもふつうは立ち去ると思う。