初期案:一人一丁の銃
〓ここから〓
「――調査の結果イジメという事実は確認できませんでした」
「相談は受けていなかった――」
「指導はしたが――」
イジメによる不登校や最悪の自殺が起きたあとの通り一遍の説明が繰り返される。元から一人の教師が数十人の生徒を全に目を行き届かせるのは不可能な話で、何もかも教師が悪いとは思わない。 国も頻発するイジメによる自殺に歯止めをかけるために時限法による立法を行った。
法律の名前は「教育的被虐者救済措置法」
『教育的』と冠がついているのはまだ問題解決能力が少なく、義務で教育を受けている生徒を対象しており高校生以上は対象外になる。 具体的な方法としては一定生徒数の学校に調査員が常駐し、被虐の兆しが見られた場合、監視カメラ等を用いて事実確認を行う。事実であった場合は加害者を直ちに『おしおき』をするというものだ。
「今回は…あー、またカツアゲやってるのか」
録画した映像を見ながら一人呟く。年度初めはクラス替えによる人間関係で大きな変化がある為か、既に対象見込み案件が発生していた。
「おいおい、校舎裏でジャンプさせるって一昔前の不良じゃないんだから、本当にこいつら今時の中学生か?」
カツアゲの規定は一人の者から総額1,000円以上を強奪または搾取となっている。
「前回は小銭程度だったから何もしなかったが、今回は…5千円か、こりゃあ親の財布から抜いて来させたな。おしおき決定だな」
首元に付けた端末の電源を入れる。それと同時に放送用のベルが鳴り
「3年3組の○○君、生徒相談室へ来てください。『募金活動』についてお話があります」
電源を切り、スーツに着替える。
「さてお仕置きに参りますか」
〓ここまで〓
書きながら:バッドエンドしか思いつかないからやめて、真面目とややおふざけの2つに持っていけそうな流れになった。
タイトルどこいった状態。