BR法?
【ここから】
東西の首相会談中。
「―――それならばやるしかないですね」
『速報です。東西府首脳会談が先ほど終了し双方の要望に折り合いがつかず、陣取りで決着をつけるようです。』
テレビ、ラジオ、ネット、伝聞、あっという間のその情報は伝わった。
明治4年(1871)の廃藩置県から約100年以上経った現在、市町村だけでなく県までも統廃合を繰り返したことにより県は無くなり東府(とうふ)と西府(ざいふ)の2つの府に集約された。 しかし、両府の関係は次第に崩れていった。理由は大小様々あるが、一番は「東府には首都があるせいで西府は奴隷扱いだ」という誰かの主張が次第に広まって行き、西府独立宣言が成されたのは20年前の話。
周囲が海に囲まれている領土のため互いに不干渉を貫くのは難しい。そのため両府の間でどうしても話し合いで問題が解決しない時には「遊戯により勝敗を決める」と取り決めたそうだ。今回の陣取りも遊戯の一つだ。
陣取り。囲碁あるはオセロが一般的な遊戯で、指定された区域で互いの陣地を広げていきその陣地が多い方の勝ちというものだ。
遊戯で決めるなら人が本物の戦争よりマシだろうと考えていた。―――昨日までは。
「東西遊戯管理局からの手紙?」
封を切ると紙が1枚だけ入っていた。
『日和見和人(ひよりみかずと)様。前略、貴方は東西合戦における名誉ある駒に選ばれました。つきましては遊戯内容等の説明の為、ご自宅へお伺いしたいのでご都合のよろしい日時を下記の番号へのご連絡をお願いいたします。なお、参加拒否されますと懲役10年以上または罰金1,000万以上が科せらせますのでご注意くださいますようお願いいたします。』
「………東西遊戯って一般人も参加してたの?まぁ、とにかく説明を聞かないことにはどうしようもうないか」
そう考えてスマホを取り出し、紙の一番下にある番号へ電話をかけた。
【ここまで】
○展開素案
・遊戯の名を借りた間引き(生産性低い、将来性のないものを選出している)
・バトルロワイヤル展開(例:「これからみなさんに○し合いをしてもらいます」)
・一攫千金のチャンス(例:「MVPには賞与が」
・文字通り「駒」扱い。