初めて愛されたと感じた時の話。
精神的虐待を受けていた14歳の秋。
病気で生死をさ迷い
薬から解放され目覚めた時。
羊膜に居るような感覚の中
薄らと見える両親の泣き顔。
何を言われたかは分かりません。
有り触れた「助かってよかった」とか
ただ名前をひたすら呼ばれたのかもしれない。
想像に容易い反応であった事は確かでしょう。
脳が壊れた私は幼児退行しているので
謂わば誕生したばかりの赤ん坊に過ぎないです。
時間が流れ、少しずつ意識がはっきりとしてきた頃
この世界の汚れを知らない幼児のように
時に泣き時に笑う私。
毎日代わる代わる見舞いに来る親族家族に
14の時の私は「愛されてる」と
初めて感じました。
それまで虐待、いじめとボロボロになった精神に
初めての愛が心に浸透していくのを感じました。