西住さんの方から飛んでくる枕を想定して構えていたことが仇(あだ)となった。

 

五十鈴さんから飛んで来た枕が私を直撃した。

 

私「ぐはっ!」

 

明らかに不意を突(つ)かれた形になったので、私はもろにくらった。

 

すると、

 

沙織「まだまだ♪」

 

そう言いながら、私に当たった枕が床に付く前にキャッチして西住さんへ向かって投げた。

 

沙織「枕が下に落ちてないからセーフだよ☆」

 

満面の笑みで私にそう言った。

 

ドッジボールのルールか?(汗)

 

西住さんは持っている枕で、沙織が投げた枕をガードした。

 

西住さん「沙織さんすごい♪」

 

西住さんは余裕だな・・・

 

すると秋山さんが、私が元々持つはずだった枕を掴んで・・・

 

秋山さん「我が砲撃をくらえぃ♪」

 

そう言って、私の方へ投げた。

 

私は持っていた枕を放し、飛んで来た枕をキャッチすると同時に、そのまま回転して秋山さんの威力を残したまま自分の力を上乗(うわの)せして秋山さんへ投げ返した。

 

秋山さん「おぉっ!」

 

そう言って秋山さんは床へ沈んだ。

 

私のこのやり方は、相手の力を利用すると同時に体を回転させることによって、何処へ向かって投げるか判断しづらくさせる利点がある。

 

五十鈴さん「面白くなって参りました☆」

 

秋山さんに当たった枕をキャッチした五十鈴さんが・・・不適に微笑んだ。

 

沙織「そうだよ・・・勝負はこれからだよ^♪」

 

西住さん「うん♪」

 

秋山さん「そうです、これからですよ☆」

 

私「あぁ・・・

 

今現在は全員が枕を持っているから、私たちも飛んでくる枕をガード出来る・・・

 

しかし、3対2というのはやはり不利だ・・・

 

何とか打開策(だかいさく)を見つけられれば良いが・・・

 

沙織「マコ?!」

 

そう叫んだ沙織の声にはっとしたとき、私の眼前(がんぜん)に枕が迫(せま)って来ていた。