めめおの乳ガン日記☆まいにち楽しいことイッパイ。 -6ページ目

めめおの乳ガン日記☆まいにち楽しいことイッパイ。

めめおの一日一笑のつれづれ日記です。

どうも、なんだが日々怠けておるような気がしておるめめお
 
 
あくまでも自宅療養。
回復するまでの療養。
決して怠けてるワケ…ぢゃなくてさ、体調を整えるための暫定措置。
 
 
何度も何度も、そう自らに言い聞かせるのさ。
お経のように唱えたりしてみてさ。
怠けてるんぢゃないしぃ。
回復までの辛抱なんだしぃ。
 
 
 
だが、
 
 
 
やっぱり落ち着かん。
体調の回復と共に、より一層落ち着かん
 
 
「…いやぁ。もぅ。ホントに落ち着かないんですよぉ。今までは動けなかった。でも、ソコソコ動けるようになったら、なんだか、非常~に、ものすご~~く怠けてる気がしてねぃ。」
「いい若いモンが、昼間っから家でダランダランと過ごしておったらば、バチがあたるんぢゃないか…とも思ったりしちゃいましてねぃ」
 
 
なんてコトを、それとなく言ってみた前回の診察時。
 
 
「…ぼちぼち、仕事に戻っちゃおうかなぁ…なんて…
 
 
それとなく核心をついたコトを言ってみたのだが、主治医落ち武者の反応はかなり薄く…
 
 
カチャカチャ。
カチャカチャとパソコンの画面に写しだされる採血結果やらCT画像を見つめる主治医。
 
 
 
……ダメ…かなぁ。
この空気、ダメ出しされる前の空気な気がしなくもなくもないよなぁ。
 
今までさ、OKな事案にはすぐさまGOサインが出されたもん。
 
だが、この若干の沈黙。
 
まだまだ、時期尚早か…
 
 
 
「…まぁ。仕事に行くのは気力の面ではプランになるとは思うんだけど…」
「今までと同じように、今すぐに働きだすっていうのは…」
「…もしも仕事に行くなら、パートタイムで週に何回か決めて…」
 
 
 
主治医、シブシブ。
シブシブながらも、薄っすらと仕事復帰許可。
いや。
許可して頂いたと、都合良く解釈…
 
 
 
 
 
で。
 
 
 
 
本日。
12月22日。
仏滅。
 
暫定的に、
 
まさかの仕事復帰
 
えぇ。
あくまでも暫定的に。
なので、週二回程度。
そしてコアタイムのみ。
 
 
 
いや。
もうコレは、仕事の相方からのアリガタイ条件提示に従わせて頂いたものなのだが…
 
 
「…肩ならし…っていうかさ、良かったら少しずつでも仕事…してみない?」
 
 
体調を崩して以来、およそ3ヶ月。
かなりご迷惑をおかけ致してしまったにも関わらず…な、このご厚情
 
 
休職から2ヶ月。
本日、ナントカ若干復職。
 
 
そして生姜焼き定食に舌鼓を打って帰宅。
 
 
復職第一日目。
ホンの5時間だが無事終了。
 
 
 
うん。
キモチ良く疲れたぜ
 
そんな本日のご報告。
 
 
皆様に感謝…
 
腹水が貯まりに貯まり、息苦しさまであっためめお得意げ


入院前、一度穿刺により約2㍑を抜いてもらったのだが、フタタビ貯まる速度の方が速く、穿刺した針穴から腹水が漏れてしまうという……


このまま…なのか…

このまま、腹水に苦しめられ、パンパンになったハラを抱えて衰弱していくのか…

その時のめめおのアタマの中にあったのは、悲観的観測のみ。


ナンとかならんのか…
どうにかならんのか…
どうにかしてほしい…


で。



致して頂いたのが「CART法」という、腹水を抜いて、抜いた腹水から必要なタンパク質やら何やらだけをフタタビカラダに戻すという処置。


えぇ。
戻して頂いたんです。腹水から余分なモノを抜いたモノを…

その戻して頂いたのが、



DVC00035.jpg



御覧……頂けただらうか目
澱んだ池、もしくは沼に漂う`アオコ´のようなモノ。
コレが腹水から不要物を取り除いたモノ…なのだが…。

とてもぢゃないが、すすんで戻して頂きたいと思うような色…ではないんだよな。


しかも、見るからにどろんどろんだし。


この時抜いて頂いた腹水、およそ3㍑。
その3㍑から取り出されたモノが、この色、この量……と。




そのCART法による腹水処置から早一ヶ月経過。

昨日の診察では、新たな腹水的症状は認められずニコニコ


CART法。
パクリタキセル。
アバスチン。


これらが、それぞれにヨイ仕事を致してくれたおかげさまの安定した状況。そして利尿剤服用終了。


願わくば、この安定的状態が継続してくれぃ…と祈るばかりなのだが…


良薬口に苦し…とは言うが、良薬と言われれば、アオコ的な液体さえも受け入れてしまうモンなんだな。

いや。
イマサラながら、つくづく思ったりしてさ。
月に二回まではできるらしい。
このCART法。


そんな備忘ロクとご報告。

はい。
メデタク利尿剤服用終了致しましたニコニコ


マンモスうれぴぃ。。。
退院以来、初の診察となっためめお
 
 
退院から早18日。
 
 
たっぷりな療養期間。その療養期間を余すコトなく利用致し、体力の回復に努め、一人トコトコと病院に参上
 
 
 
本日のミッション。
予約票によれば、「診察」及び「採血」。
 
その採血結果を元に、今後の治療方針を決める…っっっっっっっっっって話だったのだが…
 
 
診察券を読み取り機に通すと、「診察」及び「採血」の他に「採尿」、そして「オンコロジー」受診までもがミッションに組み込まれておった。
 
 
若干慌てるめめお
 
 
いや。
今日たら、冬将軍到来との天気予報のアナウンスに従い、トックリのセータなんざ着込んできちゃったんだもの。
オンコロジーて表示されてるっっってコトは、だ…
 
 
 
こりゃ、
 
 
うん。
 
 
こりゃ、間違いなく…
 
 
パクリタキセル+アバスチン…だな。
 
 
 
採血を終え、外科外来待合室で`一粒栗まんじゅう´を頬張りつつ、落ち武者主治医からのお声掛かりを待っておると、オンコロジーから遣いの方が迎えに。
 
 
 
「…めめださん。あの、今日は混んでて診察に時間がかかりそうなので、先にオンコロジーで…」
 
 
 
………
 
 
 
えぇ。
油断しておったのだが、本日メデタク、パク+チンの第二クール目…まさかの開始。。。
 
 
どうやら、退院以降の自宅療養ちうに肝臓数値及び腫瘍マーカが更に改善されたがゆえ、未だ「攻め時」継続中とばかりに攻撃を仕掛けるらしい。
 
 
アリガタイ。
ジツにアリガタイ。
アリガタイのだが、油断してのトックリ着用…
 
いや。
トックリはイカンかったな。
トックリ着用を後悔しつつ、そんなめめおの後悔などに気付きもせず、粛々とパク+チンの準備完了グッド!
 
 
 
約4時間。
退院して初なパク+チン、恙無く投与完了。
 
 
吐き気止めの錠剤服用。
アレルギー止め点滴。
パクリタキセル。
アバスチン…
久しぶりな強力精鋭軍投与。
久しぶりな全身が粟立つ感覚。
 
 
骨髄抑制が起こるコトは想定済み。
 
 
そんな中での第二クール開始。
 
 
記念すべき第一回パク+チンは、体調最悪な中での開始となった。
栄養を取り、体調回復傾向な中での第二クールは、さて、どれだけ効果が現れ、どんな副作用が起こるだろうか。
 
 
 
とりあえず、今現在はすこぶる元気
 
 
ちなみに、入院前に2832あったCA15-3は、888まで減少。
そのほか、肝臓数値は半減した項目もあるという……
 
 
落ち着くまで、まだまだ侮るコトの出来ぬ相手ではあるが、だが、優位に闘いを進められておるコトと、送られたたくさんの元気ダマに感謝だな。うん。
 
 
 
………
……だと思うんだよ。
 
賛否両論。
そりゃ当然でしょ。
…と、
そりゃちょっと…。
…な御意見と。
 
 
入院時のコト。
アンケート的な用紙が配られたんだよね。
 
例えば、
アレルギーはあるか…とか。
信仰しておる宗教…とか。
 
そんなモロモロを尋ねてくるアンケート。
 
 
そのアンケートの中に、「余命を伝える事に同意しますか」てのがあった。
 
 
余命。
つまり、これから先の,死ぬまでの命。残りの命。余生。
コレを告げられたいですか?と問われたワケなんだが…
 
 
コレ、めめお、断固として拒否致しましてん
 
 
「…たとえば現実ではあっても、残りの時間を告げられる意味が分かりません。」
「…心身共につらい状態である中で、追い討ちをかけるような余命宣告はしてもらいたくないです。」
「…更に言えば、マイナスな情報は告げられるまでもなく、本人が身をもって1番分かっているので、伝えて頂かなくても大丈夫です。」
 
 
 
えぇ。
生来のチキンハートの持ち主たるめめお、入院中はマイナス情報はシャットアウトして頂いておりました。
 
チキンハートなだけ…ぢゃなく、
ケツの穴も極小だし。器も驚くほど小さ…。
 
まして、入院前はメシもロクに食えず、体力ガタガタ気力ヨレョレな中で、「…余命は…」なんてコト告げられた日にゃ、アンタ…、闘うドコロの話ぢゃないもんさ
 
 
「もしも、この状態の中で余命を告げられるようなコトがあったら、大暴れさせて頂きますので何卒ご了承くださいませ。」
 
 
アンケートは、そう結んで提出致したのだけれど……
 
 
 
もしも、だ。
 
 
 
もしも、余命を告げられてさ、例えば「あと2~3ヶ月」なんて言われたらば…
 
 
たらば…
 
 
めめお、自信持って言えるな。
 
 
その2~3ヶ月、毎日泣いて過ごすだろうさ
だが、
テレビニュースを見ていて思った。
 
突然の事故に巻き込まれ、余命なんざ告げられずに旅立たなきゃならない人も少なからずいるワケで、
そんな中で、あと2~3ヶ月の命と告げられるのは…ある意味、自分のケツを拭いて旅立てるワケで…
 
 
 
人、それぞれ…なんだろうな。
いや。
めめおは性格上、上手く昇華させるコトができないが。
 
だが、
現実を直視し、余生を自分らしく生き抜くコトができる人も多くいるワケで…
 
 
 
体力気力とも、何となく回復してきた今、それでも「余命」の言葉には妙に敏感に反応をしてしまう。
 
 
 
「…もうね、余命二ヶ月って言われて。それで敗血症になって、もうダメだと言われて。それが今年の初めで…」
入院中、余命を告げられたが、それでもその余命を超えて治療を続けていらっしゃる多くの方々のお話を伺うコトも多かったのではあるが。
それでも、めめおはご遠慮申し上げたい「余命宣告」。
 
 
 
えぇ。
今、健康な方でも、一寸先はヤミな物騒な昨今、明日のコトなんざ神のみぞ知る…てさ…
マズい。
ヤバい。
いやん。
どーしよ…
 
 
 
 
めめお愛用のガラケー、すこぶる調子悪…
充電はあっという間に消費しちまうしさ…
 
気がついたら、充電器差し込み口のカバーがなくなっておるがな…
 
しかも、「ナンタラは無効です」なアナウンスが出ちまって、接続できんサイト多数アップアップアップ
 
 
 
潮時か…
 
 
 
ガラケー卒業の時が、いよいよ来たのか…
年の瀬も押し迫って参ってきておるしぃ…
新年は新しいスマホを持って…。うん……
 
そう思いつつ、足慣らしも兼ねて、自宅から徒歩十数分のヤマダデンキまで走る人
 
そだ。
 
せっかくだから、ぐるりと遠回りして歩道橋のある道を行ってみるかな。
 
階段上って。
下りは螺旋。
 
うん。
足慣らしにはちょうどヨイかも。
久しぶりな階段。
しかも螺旋階段。
 
だいぶ体調的には回復しておるしさ。
螺旋なんざ、カッパの屁DASH!
いや。屁のカッパか…DASH!DASH!
 
 
ナンでも挑戦あるのみだもんな。
 
 
…んで。
ヤマダデンキで携帯の総合カタログを頂戴致してさ。
…そだ。
宝くじなんか買っちゃおうかな。
 
オトコ運Nothing。
健康運もNothing。
…だが…
もしかしたらば、お天道様は見ててくださってさ。
金ウンだけは後付けで授けて下さっておるやもしれん
 
 
トコトコ。
てくてく。
パタパタ。
 
 
家から十数分…。
 
 
えぇ。
歩きました。
歩けました。
 
 
 
歩けた…んだけども………
 
 
 
歩いておる途中、
 
 
 
激しく尿意を催すという…
 
 
 
油断しとったな。
めめお、すっかり油断しておったぜぃ。
そういえば、利尿剤服用致しておるんだった。
 
いやいや。
でもさ、利尿剤服用から効果が現れるまでには小1時かかる…ワケでぇ…
 
いやいや。
とは言うものの、めめおの貯水タンクたら満タンになっておる…ワケで…
 
服用してから30分も経ってないのに満タン感アリアリなのは気のせいか…
 
いやいや。
…だが、このイヤ~~な汗のかきかたてば、間違いなく小便放出のサイン。
 
 
 
折しも遠回りな歩道橋に到達致した時、ダマしダマし来た尿意、MAXに…ガーン
 
 
ハゲシクなる鼓動。
歩くたび刺激される貯水タンク。
 
この師走の雑踏の中で、タンク決壊か…
 
 
いやいや。
とにかく…
 
とにかく、この歩道橋…
歩道橋を越えればヤマダデンキ。
思う存分放出してもヨイ環境な場所まで、ホンの数分…
 
 
タタタタタ。
歩道橋の階段を駆け登るめめお。
すたすたすた。
螺旋階段を小走りで下り、小走りなままヤマダデンキへ。
 
 
ナンとかなる…もんだな。
マサに火事場の馬鹿ヂカラ。
イヤな汗はかいたものの、ナンとか無事にトイレに駆け込むコトができましたとさ。
 
 
いや。だが…
 
 
外出時には、この尿対策を万全にせねばなるまい。
ちなみに、腹水的な症状がないように思えるのは、利尿剤の効果なのか、はたまた肝臓状態改善のおかげさまなのか…
 
 
 
今…ですか。
えぇ。
歩道橋疲れが若干…
 
 
スマホのカタログを頂戴致しに行くだけなのに、こんな試練
 
 
ガラケーの呪いか。
…とは言っても、この記事を入力してるだけで充電切れになりそうだし…
 
 
スマホ…かぁ。
スマホ…ねぃ…
 
 
 
 
えと…
 
 
 
「てくてく。」に対して、たくさんのコメント頂戴致しまして、マコトにありがとうゴザイマス。
 
 
いや。
そうなんだよ。
皆々様がおっしゃる通りでさ、今は無理しちゃイカンのは分かるのさ。
 
 
でもさ…
いいのかねぃ。
 
 
フト思うのは、今は回復途上…なんぢゃなくて、コレがMAXな回復状態なんでないだらうか…とも思っちゃってさ
 
 
ならば…
 
 
この状態での日常生活に慣れた方がヨイのではないか。
この状態を維持しつつ、元の状態に近付く方便を探った方がヨイのではないか…
 
なんてコトを考えちゃってさ。
 
 
 
若干な気弱アリ。
 
 
 
ねぃ。
どうなんだらうか。
この状態から、更に回復致すのだらうか。
 
 
ちなみに…
 
 
本日食したモノ。
 
【朝メシ】
カステラ一切れ。
クロワッサン一個。
ヨーグルト一個。
バナナ一本。
紅茶&アミノ酸プロテイン各一杯。
 
【昼メシ】
カツカレー。
グリーンスムージー一杯。
みかん二個。
 
【おやつ】
クリームパン一個。
うまい棒チーズ二本。
 
【晩メシ】
肉豆腐。
辛子メンタイコご飯一膳。
お赤飯おにぎり一個。
 
【父のススメで…】
カリントウ三本。
 
 
 
…ねぃ。
回復……
 
 
どうなんだろか
 
 
一抹の不安を持ちつつも、腹は一杯と…
食う毎日。
 
食って寝る毎日。
 
 
退院以来、とにかくカラダを休めるコトを主眼と致しつつな日常生活を送っておっためめお
 
 
起床して洗顔。
洗顔後掃除。
掃除後朝メシ。
朝メシ後休息。
 
休息後昼メシ。
昼メシ後休息。
 
休息後、体調が許せば買い出し。
買い出し後休息。
 
休息後晩メシの支度…
 
 
退院からしばらくはそんな毎日…
 
 
 
そんな毎日な中で、体調の復調に伴い`…なんだか、怠けてる気がするぅ…´な非常に後ろめたいようなキモチが生まれ…
 
そんな後ろめたいようなキモチが、妙な焦燥感を引き起こし、休んでばかりぢゃダメなんでないだらうか…な結論に達し……
 
 
 
えぇ。
 
 
 
数日前から、自宅より徒歩15分程度の距離を一人、てくてくと歩いておりやす
 
 
15分程度の距離…
 
 
いやはや、コレが一歩踏み出すまでに決心の覚悟がごさいましてね。
何せ、入院前から入院中の一ヶ月半余りは寝たきりな生活。
 
筋力体力ガタガタとなってしまったがゆえ、たかだか屋外を15分歩くことさえも心配で不安で…
 
 
たかが15分。
されど15分。
 
 
一人での外出。
久しぶりな外出。
当初は、ヨボヨボと歩いておる老人に歩き負けるという、ヨボヨボ以上な覚束なさではあったものの、今は信号が変わりそうな時に小走りができるまでに走る人
 
食って寝る。
 
 
そんな生活から、食って何かできるコトを見つけて致す生活に…
 
 
 
 
横臥致す時間は退院当初より半減…
いや。
激減ダウンダウンダウンダウン
 
 
……と、なると、だ。
 
 
 
なんだか、やっぱり怠けてる気がするぅ
 
 
そんな、やっぱり妙なジレンマな中で過ごしておる退院13日目。
 
完全復調ではない。復調途上である…と、何度も自身に言い聞かせてはおるのだがなぁぁ
 
 
 
 
 
入院当初は外科病棟でお世話になっておっためめお
 
抗がん剤治療開始に伴い、ガン患者専用病棟にお引越しを致しました。
 
 
ガン患者専用病棟。
ゆえ、右も左も前もヨコも斜めも上も…
みんなみんな、ガンに罹患されていらっしゃる方々ばかり。
 
 
卵巣だったり、
血液だったり、
膵臓だったり、
肝臓だったり、
 
 
できてしまった場所は違えども、ガン患者さん達ばかり
 
 
 
病棟を歩けば、抗がん剤の副作用たる脱毛対策に、ツルツルに剃髪なさった御婦人、数多
 
帽子など被らず、ツルツルなままの姿で病棟内を闊歩致す御婦人達の姿は、チカラ強くもあり、覚悟の表れでもあり、新参者たるめめおにパワーを与えてくれるのに充分な光景でもあったんだょな。
 
 
 
そんなパワーみなぎる病棟に入ったにも関わらず、当初、めめおたら非常な凹み方を致しておった。
 
 
 
このまま…、
 
このまま、腹水満タンな衰弱致したカラダで痩せ衰えて一生を終えるのか……
 
せめて母の年まで、いや、兄ぢゃの年までは生きたいと思うのだが、贅沢な願いなのか…
 
 
泣いたさ。
くやしくて。
メソメソと致した。
ナンの因果で、めめおが……
 
そんなやるせないキモチに支配され、布団をかぶってメソメソと致しておった。
 
 
 
第一回パクリタキセル+アバスチン全量投与後、ガッツリと骨髄抑制が起きた。
 
この時も、ワンクールさえまともに治療が出来んのか…と、やはり布団をかぶってメソメソとした。
 
 
 
「…めめださん?」
 
 
 
メソメソと致しておっためめおの縄張りの外から、声をかけられた。
 
 
 
「…めめださん?大丈夫?」
 
声の主は斜向かいの縄張りに滞在中な、ツルツルに剃髪なさっておる御婦人から…
 
 
「…アタシなんか、白血球がなくなって、無菌室に入れられてたのよ。」
「…大丈夫よ。大丈夫。効いてるのよ。無菌室に入らないなら、まだまだ大丈夫。」
「今は薬がイロイロあるし、ココの病院の先生達は諦めないで診てくれるから…。」
 
 
 
めめおの縄張りを仕切るカーテンの向こう側。
大丈夫よ…と声をかけてくれる御婦人。
 
 
ガン治療専用病棟。
…だからなんだろうな…
 
他人の心情が手に取るように分かる。
アカの他人ながらも、同じ轍を踏んだからこそ、理解できる部分が多々ある
 
 
根拠はない。
根拠はないが、「大丈夫」の言葉がこれ程心に染みたコトはなかった。
 
 
余命二~三ヶ月と言われ、3年程出入りを繰り返しておる方。
 
激しい骨髄抑制につき、数回の無菌室送りとなっておる方。
 
ホスピスに入ったが状態が安定致し、フタタビ抗がん剤治療を始められた方……
 
 
 
「自分でできるのは、栄養とってキモチを強く持つコトだけよ。」
 
めめおよりも、多分厳しい状況におられる方々の凜とした姿と温かいお言葉の数々。
 
 
当初入院致した外科病棟におったら、メンタル的に摩耗して、気弱なままでおったやもしれん
 
 
 
ガン治療専用病棟。
そんなコトがあって以降、昼間は仕切りとなっておるカーテンを開け放して過ごしためめお
同様な治療を受けられておる方々との会話。コレがまた、珠玉の言葉ばかりでさ…
 
 
 
うん。
良い出会いだったな。
 
そして、めめおはこれからコンビニに買い物へ
 
二日連続の長距離移動は、まだムズカシイらしい…
 
 
 
 
オツカレ休みだな。
今日は…
 
 
 
 
 
6日…かぁ。
 
 
いや。
マサに光陰矢射手座
早い。
早いねぃ。
 
 
退院して、早6日経過した自宅にての療養。
 
心配してたのさ。
食べられるのか。
日常生活送れるのか。
 
およそ一ヶ月に及ぶ入院生活。
日がな一日、寝て過ごした一ヶ月。
上げ膳据え膳で過ごした一ヶ月…。
 
 
 
当然ながら、自宅に戻ってから二日程度は、横臥致しておる時間が多かった。
入院ちうほどではないものの、それでも体力減退には逆らえず、布団の中で過ごしておった。
 
 
 
イカン。
イカンな。
体力、回復させなきゃイカンやろ。
 
 
このままフタタビ痩せ衰えて、元のモクアミとなるのなんざゴメンだわさ
布団の中、一人フンドシを締め直すめめお
 
 
とにかく食わねば。
 
食って
食って
食いまくり、とにかく体力回復させねば。
 
 
 
えぇ。
食ってます。
食って、出来うる限りなルーチンワークを一人でこなし、疲れたらば寝る。
 
 
 
えぇ。結果…
体力回復傾向顕著
 
 
一日一日、少しずつではあるが実感できる体力の回復傾向。
 
 
…と、なると…だ。
この体力回復傾向がゆえ、自宅療養なんざしておってヨイのか…なんて焦りにも似たキモチが、ムクムクとアタマをもたげてくるんだよなアップアップ
 
 
世間ぢゃ、クリスマス商戦とやらでかしがましい…らしい。
 
 
事実、毎年この時期は1番の書き入れ時で、猫のテも借りたい程の忙しさである。
……にも関わらず、
 
 
にも関わらず…である…
 
 
めめおたら、食っちゃ寝、寝ちゃ食い…しておって……、さて、ヨイのだらうか
 
 
同僚達がメシの時間も削って日常業務をこなしておるのに…
 
 
 
通常からは6~7割程度な体力回復。
いや。その程度は回復しておるように思える今、ならばその体力で出来る仕事を致すコトが可能なのではないだらうか…
 
 
 
いやいや。
無理すんな。
今が肝心だぜ。
…そう戒めるめめおと、
 
そうそう。
出来るはず。
回復してるぜ。
…そう背中を押すもう一人のめめおと、
 
 
 
 
えぇ。
おかげさまで体力回復傾向。
 
それゆえ…な、妙なモヤモヤ感発症
 
 
 
焦らず。
慌てず。
分かっちゃおるんだがなぁ…
 
 
 
 
◆◇◇◆◇◇
 
 
12月3日投稿「メシ。」と題する記事の中で、使用すべき単語を誤って記載し、そのままアップしてしまいました。
 
お見苦しい記事を投稿致してしまい、汗顔の至りでございます。
 
 
以後、投稿前には二重三重に校正致し、誤字脱字誤変換のない記事を投稿致して参りますので、どうか御容赦下さいますようお願い申し上げます。
 
 
 
誤/負のスパイス
正/負のスパイラル
 
 
 
◆◇◇◆◇◇
 
 
 
 
…と言うワケで、今日明日はブログお休み致します。
 
 
いやぁ…オハズカシイ……