少女の木靴は底が磨り減っていた


何日歩き続けていたのだろう


少女は疲れきっていた


遠くに出稼ぎに行ってしまった母親に会いに
歩き続けていたのだ

父親は数ヶ月前に事故で他界

少女は住む場所も追われ身寄りが無かった


少女の名前はアニー


アニーは
とある街に辿り着く



回りには墓地が多い
でもどこか幻想的な街




街の水車小屋の前で
華を売ってる少女を見掛ける



花売りの少女は
おじぎ草を売っていた



アニーは
もっと可愛いお花売らないの?

と問いかける



花売りの少女は
「私が華だからこれは建前」


と答えた



花売りの少女の名前は
マチルダ




これが
アニーとマチルダの出逢いだった
君の中へ



君の中へ





もうどれ位
経つのだろう




君の中へ




君の中へ






久しく包まれていない






君の中へ






君の中へ









柔かな優しさに包まれたい
天秤


人には
様々な場面で
どちらかを選ばなければならない時がある


いや
選ばない選択肢も可能だけど
選ばなければ自分や他の積み上げてきたものが壊れてしまう状況だったり


そんな時に
自分の中の天秤で計ってみる


どちらかを簡単に切り捨てられたら苦労しないが
そうは行かない事が世の中には
あまりにも




あまりにも多すぎる






しかし
それでも計って計って計り続けて選別していかなければ
生きていけない



仕事と時間どちらを取るか計り


また
仕事とお金どちらを取るか計り


お金と時間どちらを取るか計り


といった感じで



勿論時間がありお金があり楽な仕事があれば苦労しないが
世の中そんなに甘くはない



仕事以外もそう





だから僕は
今日も明日もこれからも
計り続けて生きていかなくてはならない







それが
人生だから