バイオリンのお稽古 35 | 相談役

相談役

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去る6月某日、関西の音楽系学生による、『アンサンブルの夕べ』を聴きに行く為、西宮の芸術文化センターに、友達と出掛けた時のこと。
新大阪駅で、東海道線に乗り換えるのだが、エレベーターに向かってたら、向こうから歩いて来る女性が背負ってるのは、バイオリン・ケースかなぁ…、と思いながら、良く見ると、何と世界の『MIDORI』コト五嶋みどりさんではないか⁉️
まさか~⁉️
「五嶋みどりさんですか?」と、声を掛けると、「はい、そうです!」。
暫く、言葉が出なかった。
「日本に帰ってるんですねぇ、演奏会ですか?」
「もう、終りました!」
「次はいつですか?」
「当分、有りません!」
「頑張って下さいね!」
結局、こんなありふれた会話しか出来なかった。
一緒に居た友達に話すと「サインでも貰っとけば良かったのに!」て云うが、そんな事よりも、背負ってたケースの中身、バイオリンは『ガルネリ』だったのだろうか?