NHK朝ドラ『オードリー』 ⑰ | 相談役

相談役

ブログの説明を入力します。

物語は少し遡る。
疾走して、アメリカへ渡っていた、美月の父親の春夫が帰って来た。
太平洋戦争が終わり、育ったアメリカから日本へ帰って来たが、やはりアメリカが好きだったのだろうか?
美月の弟、梓が父親探しにアメリカへ渡り、若い頃の春夫の足跡を訪ね歩き、春夫が如何に将来を嘱望された建築家だった事を知り、改めて父親を見直した。
そんな優秀な春夫だが、終戦後は日本に帰って来て、翻訳で細々と生計を立てている。
疾走後に日本へ帰って来ると、映画のプロデューサーとして、大京映画を立て直すと云う。
アメリカ在住の甥のリチャード、美月にとってはいとこにあたる。
そのリチャードが、今やハリウッドの大物プロデューサーと成っている。
そのリチャードと、日米合作映画を企画する。
しかし、土壇場に成って円レート変動で頓挫し、元の翻訳の仕事に戻ってしまう。
太平洋戦争の為、建築家の道を絶たれ、今回は円レートの変動で、映画プロデューサーの道を絶たれた。
それでも、春夫はアメリカが好きなのだ。
『初めてアップルパイを食べた時、こんな美味いもん有ったんか!』と愛子に語ってる。
愛子が『“ローマの休日”、やってるから見に行かない?』と誘ったが、頑なに拒否した。
”ローマの休日”の主役を、オードリー・ヘップバーンが演じている。
美月をオードリーと呼ぶのは、春夫がオードリー・ヘップバーンの大ファンだったのだろう。
愛子には何故か見に行く事を拒否したが、春男は1人で見に行った。
そして、映画館の観客席で“ローマの休日”を見ながら、最後は帽子で顔を覆って亡くなった。
ちょっとハード・ボイルド!