みなさんは、
古事記の日本神話にでてくる
イザナギ(男性)とイザナミ(女性)という
国産みの神様をご存知でしょうか。


イザナギとイザナミの間には
日本の島々と風や山、川、木など自然の神などたくさん産まれました。

その中で、最後に火の神を産んだとき
女性の神、イザナミは
大やけどを負い死んでしまいました。

死者の国、黄泉の国に行ってしまったイザナミ。

イザナギは、イザナミに会えないことに
とても悲しみ、黄泉の国へ行き
イザナミを連れて帰ろとしました。

黄泉の国の扉の前で
イザナギがイザナミを呼びます。

 
イザナミは、私の姿を絶対、
みないでとイザナギに
お願いしましたが
イザナギは、イザナミの腐敗した姿を
見てしまいます。

変わり果てた
醜い姿になったイザナミが
約束を守らなかった事に
怒り狂い
イザナギを捕まえようと
追いかけるという
ストーリー。

しかし、お話は
もう一つのストーリーがあります。

約束を守れなかったイザナギの事を
イザナミは、怒ります。
が、二人は
冷静になり話し合います。

「死者と、生者は 共に生きる事はできないんだ。君とは 離縁しよう」と
イザナギが、言い
唾をはきます。

この唾を吐いた時に生まれた神が
速玉男命、ハヤタマオノミコト
速玉男命は、絶縁の神

そして、
その唾を 掃きはらったところに産まれた神が
黄泉事解男 ヨモツコトサカオノミコト

黄泉事解男は、
事態を収拾する神

神の時代から
どんな物事であれ 向き合わなければ
ならないとメッセージを
伝えているのですね。