6時起床。
寝ぼけながら血圧と体温、サチュレーションのチェックを受けて、
あんまし眠れなかったなぁ‥とベッドの上であぐらを掻いてぼんやりしていると‥
カーテンがシャっと開いて先生がひょっこり![]()
「モカさーん、体調どう?眠れました?今日アブレーション頑張りましょうねー」
とっても早口で言い切って、カーテンをシャッと閉める。
「はっ!先生、あ、はい。お願いしま‥」
びっくりした私がしっかりと返答する間もなく去って行かれました![]()
え?まだ6時半だけど‥早っ。何だったんだろう。
あまりに突然の医師の訪問でした(笑)
忙しくなる前に顔見に来てくれたのかなー。
しっかし、淡白なこと![]()
でもなんかそんなサバサバした態度がいかにもデキる医師っぽい(私の勝手なイメージです)感じがして、嫌いじゃないけど![]()

朝食後は絶食。水分のみ可。
前日シャワーを浴びさせてもらった時は
髪の毛を乾かすのが面倒だったのでシャンプーは諦めていたのですが手術前に洗髪してもらえました。さっぱり。
手術着に着替えて、
手術の2時間前くらいから点滴開始。
何だったか忘れたけど。
血栓ができないように血液をサラサラにする点滴だったのかな。
あとは、両足の甲の動脈を確認するためマジックで×印を付けられたのですが、私の足の甲が高い(分厚い)せいか、看護士さんが脈をとるのに苦労してたな。
それから、手術用のキツい靴下(エコノミー症候群予防のため?)を履かされたのですが、今回はいらなかったらしく、手術開始前に脱がされました。結構苦労しながら履いたのだけど。いらんかったやんっ![]()
確かに。術中は足首に常に血圧計を付けて何度も測定していたので、そんな靴下履いてたら正確に測れないよね。
そして私が一番恐れていた工程が‥
尿道のカテーテル挿入です
思った通り、痛かったです
まぁでも挿入時に「イデデっ」と発してしまうくらいで、
一度通ってしまえば少し違和感があるくらいでした。
その違和感もすぐに慣れました。
いよいよ手術の予定時間が迫り、ベッドごと検査室へGO!!
たぶん、普通の手術室ではなくて、カテーテル専用の検査室のようなところのようでした。
先生から話は聞いていたけど、スタッフの多さと機械の多さにちょっとびっくり。
医師含め、スタッフはたぶん15人くらい??たくさんのモニターの前に細ーい検査台。
難しい手術ではないと思って大きく構えていましたが、
いざ検査室に入ると「わー、こりゃ大ごとだぁ
」と、そこで初めて怖くなってきました。
でもすでにまな板の上の鯉
もう先生を信じるしかない~![]()
検査台へは自力で上がりました。
ヒンヤリ感に鳥肌っ。そしてまた緊張
心電図の電極を背中や胸にペタペタ張られ‥
足首には血圧計。足指にサチュレーション。
準備はさささーっと進み、あっという間に手術開始。
まずは鼠蹊部のカテーテルから。
最初の麻酔が結構痛かったです。
一か所につき3,4回打ってたっぽいな。
左は「いきますよーちょっと痛いよ~」って言ってくれたのに
右は無言でチクッときたので、ワオ
、って思っていました![]()
カテーテルの挿入はずぶぶーっと押される感覚がありました。
なんだか焼き鳥の鶏肉になった気分でした
下腹部が少し生理痛みたいな鈍痛があったけど、そんなに痛くはなかったです。
続いて首も麻酔、カテーテル挿入。
つばを飲み込むとちょっとつっかえた感覚がありました。
痛みは全くなし。
局所麻酔だけで意識がはっきりしていたので、
先生方の術中の会話が丸聞こえです。
「あれ?このカテ入りにくいぞ?太さ合ってる?
一本目はすんなり入ったのになー。なんでだ?」とか
「検査台動かすよー、あれ?動かない。なんか引っ掛かってない?」
「あー、これ一回やり直すわー」とか。
患者の心配には及ばないささいな事なのでしょうが、
ちょいちょい不安になりそうなワードが
看護士さんが
「何かあったら言ってくださいねー」とすぐ横にいてくれて
今何をしているとか説明もしてくれました。
「ちょっと寒いです」
「室温あげますねー」
とか
「左の刺さってるとこがちょっと痛いです」
「太いのが刺さってるからねー、麻酔追加するよー」
とすぐ注射してくれたり
「腰が痛いです」
「○○を××mL入れて~」
「はーい、ちょっと眠くなりますよー」
とたぶん鎮痛剤を点滴してくれたり、
色々とすぐに対応していただきました。






「検査で発作は捕まらなかったけど、心電図の波形や発作時の話から総合的に判断すると、病名はWPW症候群の上室性頻拍ですね」
「手術したいです
」と返事しました。
じゃあ早めにやりましょう」