ついに夜逃げした俺…。
マンガ喫茶で暮らす日々…
時には友達の家に泊まったりしつつ…
日雇いの派遣アルバイトで一日一日を生き抜てゆく…
しかし…家を持たない事がいかに社会的な信用を失うことなのか…
いかに何をするにもお金が必要になる事なのか…
身に染みてわかった時…
これが人生最後の借金だと…
20万のカードローン…
持ち合わせのわずかな金もすべて使って…
誰も俺を知らない街へ逃げるようにして…
次元の狭間のような薄暗いボロアパートへと引っ越し…
ボロアパートを手に入れて…
長期アルバイトを手に入れ…
他に3つの派遣バイトに登録し…
出がらしの麦茶をペットボトルに入れ…
いびつな塩おむすび2コを毎朝作り…
この人生を覆そうと…
力の限り、働きつづける…
一ヶ月二ヶ月三ヶ月…気づけば体はやせ細り…
18歳で上京した時より10キロ痩せた…
46キロのやつれきったダメ男…21歳。
あれほど毎日してた自慰行為は…
もはや無駄な体力を消耗する…
自殺行為…
あぁ…もうだめだ。頑張れない…
こんな生活…これ以上続けられない…
もう誰であれ、助けてもらえる人には何もかも打ち明けて…
夢も何もかもすべて捨てて…
実家に帰ろうと決め、自分からは電話しない母親に電話…
なかなか言い出せない…
いつも通りの虚勢を張った、独りよがりな報告で終わる…
それから何日経っただろう…
気づけば22歳の誕生日…。
こんな日くらいは美味いもん食ってやろうと…
当時の俺には最高級の半値の刺身を購入…
翌朝、早朝からの仕事に向かおうとするが動かない体…
微熱と…止まらない吐き気…
いつもと違う…
昨日の刺身があたったようで、せっかくの仕事を手放す…
なんだこれ…
仕事すら俺はできないのか…?
頑張って一生懸命、人生やり直そうとしてんのに…
仕事すらさせてくれないのか…?
じゃあいいよ…。
こんな人生辞めてやる…
誰も知らないこの街で誰にも知られず、こっそり死んでしまおう…
■続く■