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先日、東京で高校演劇を観た。転換がブルー暗転で気持が舞台から離れてしまう。
転換の段取りが悪かったり、リズミカルで無く、どうしても時間が長くなる。すると芝居の筋を観る側でつなげればいいのだが、私はすぐに気持が何処かへ行ってしまう。
日本ではほとんど無いのだが、外国では舞台スタッフへの賞賛の拍手が起きる時がある。
ビデオではメトロポリタンオペラ「トスカ」で、序曲が終わり幕が開くと、舞台には美しい教会の装置が現れ、観客の拍手が起こる。F・ゼッフィレッリの舞台美術だ。
ロンドンのRNTのミュージカル「柳にそよ風」で回り舞台に組み込まれた迫り舞台の装置が変わるのだが、2回目にはほとんど観客は感心し、短い時間に3回目の転換では、拍手が起きた。
同じく、ロンドンのRSCのミュージカル『レ・ミゼラブル」の上演二幕の幕開けで、序曲に合わせて装置が上、下から登場し、序曲のエンディングと共にバリケードの装置が完成すると、観客からの大きな拍手が鳴りやまない。スタッフにとっては大きな励みになる。
日本では舞台技術を教える学校はあるが、演出等を教える学校は少ない。
キャストは何度も稽古はするが、スタッフは機材や、稽古スペースの問題で、本番と同じようにするのは難しい。でも、イメージトレーニングは出来る。通し稽古でスタッフも同じように転換をイメージすべきでしょう。そうすることで、転換の段取りが変わったり、よりよい転換方法も見出せると考えられる。転換は場つなぎではなく、芝居の重要な1部分です。
美しい舞台転換に外国の劇場のように拍手を贈りたい。スタッフは裏方と呼ばれるが、私は裏があるから表が成立とすると考えている。