10日目★チベットツアー6日目その5 | ヘナチョコ旅記録

10日目★チベットツアー6日目その5

ポタラ宮も結構上の方までのぼり、宮殿から外を見下ろします。ラサの街がよく見えます。ライヤが近くにいたから、私は何の気なしにこの眺めを「ビューティフルねー」と言ったら、ライヤは「え?そう?ビューティフルか?中国と一緒じゃん。」と納得いかない感じで返してきました。「中国と一緒」ということは、中国に侵略されたがために、独自のチベット文化が失われ今や見る影もなく残念だ、という意味合いですきっと。私はとっさに「私中国行ったことないからねー」なんて返したけどなんだか空しく。。「ビューティフル」と言ったことで落胆されてしまいました。。でも私は自分の軽率な発言を反省するものの、ライヤの言葉もどうかと思ってしまいました。
確かにラサはチベット中心地区だけあって、中国化は激しく、ほとんど漢字の看板、言葉も中国語。建物も中国式なのかもしれない。チベット好きなIさんも中国色の強いラサにガッカリしてた気がします。ツアーでなければ、許可証がなければ入れないチベット自治区なだけに秘境のイメージを抱いてやって来てみるも、そこは意外にネットもつながり、車もガンガン走る、そしてたいして中国と変わらないとくれば、中国侵略の現実を目の当たりにし、嘆くのもわからないでもないです。
しかし私が思うところ、私はもちろんライヤも頭でその歴史背景は分かっていても実際ラサを見たのは始めてだし、昔のラサの光景を知っているわけではありません。もちろん侵略を体感してるわけでもないです。明らかに侵略の後と分かるような光景、例えば破壊された建物などが残っていたら、侵略されたことを強く感じ、思うところも多いだろうと思われます。しかし今のラサは侵略の後と実感させられるものは特になく、普通に都市です。大学でチベットを専攻してるほどのIさんならともかく、私やライヤもそこまでチベットに思い入れがあるとは思えません。なのに分かったような顔して、自国ならともかく他国の私たちが「中国と一緒よ」と嘆くように言う方が私には違和感を覚えるのです。
とライヤに対してちょっと反発心を抱いたものの、実際はライヤに落胆されたのがショックだっただけかもしれません。

こうしてまあいろいろ思うところもありつつ、私は無事ポタラ宮を見ることができ、みんなとバスでホテルに戻ってきました。今日の見学はここまでだそうな。この後はフリーです。
やっぱりいいですねー、フリー。自分の判断で、好きなように動く。行きたい場所に行き、食べたい物を食べ、休みたい時に休み、帰りたいときに帰る。この開放感は何ともいえません。さっきのこと(遅刻事件)があるだけに余計です。ひとりだとしっかりせざるをえないしね。頼れるのはやっぱ自分。

さっそく再び出かけることに。友へのハガキを出しにまず郵便局へ。本当はホテルの近くにきっとポストがあるのでしょうが、郵便局から出さないとちょっと不安。かつ切手が買えないし、いくらか分からないのでやや遠いですが行ってみます。軽く20分くらい歩きますかね。(遠!)まあ散歩がてらいいんです。郵便局に着き、私は窓口の姉さんに「to japan」と言うと、値段を言ってきたので(いくらか忘れました・・4.5元くらいかなあ)お金を渡すと切手をくれました。その場で貼ってハガキをまた姉さんに渡そうとすると、前のポストに入れろとジェスチャー。日本だと普通窓口でもいいのにね。何だよケチ。私がなめられてるからなのか、ポストに入れることになっているのか分かりませんが、言われるがままハガキをポストに入れ、ひと仕事終了。次はまたもや昨日行ったネットカフェへ。・・観光しないとなると行くところはこんなもんなんですよ。(なぜかいい訳)2時間弱ほどネットサーフィン(死後?)し、満足して店を出ます。特にしたいこともないので商店にでも寄って、ホテルに帰ろうと。ああ充実。こういう何気ない時間が好きかも。ようやくラサの街が落ち着いて見えてきました。この感覚がなんともいえません。ちょっと慣れてきた感じとでもいうのでしょうか。浸りながらホテルまでの帰路を歩いているとライヤに遭遇。「おー0932、これからガブリエルたちとご飯食べに行くけど、一緒に行く?」と誘われ、もちろん一緒に行くことに。

ホテルで待ち合わせてるらしく、ホテルまでの距離をライヤと歩きます。今までライヤの近くには居たけれど、こうして2人で話しながら歩くのは始めてかもしれない。ライヤは私に「みんないい人だよね、ガブリエルにしろエリックにしろ・・」というので私は「もちろんライヤもね~」と言うと彼女は「Sometimes(時々ね)」と言いました。「私はその時々の(一緒に居る)グループによって変わるの。だからいい人の時もあればそうでないときもある。」というようなことを言いました。0932が思ってるほどいい人じゃないよと言っているような気がしました。私は嬉しかった。こういうことを私に言ってくれることがとても嬉しくて。
私はライヤに助けられた時からライヤは私の中では特別な存在で、憧れのスターみたいな位置づけだったかもしれない。だからライヤが他の子にも優しくしてるのを見たりするとちょっとガッカリしたり。。私だからってわけじゃなかったんだなと。他の子と楽しく話してたりするのを見ると、近くに居たライヤが遠く感じてちょっとさみしかった。でもそれはそれで仕方ないことで。ライヤが私に心を開いていろんな話ができたらどんなにいいだろうとは思うけど、かといって私からそう働きかけるのも不自然だしそうしようとも思わない。そういう関係は自然に築かれるものだと思うのです。だからいいんです。ライヤが私をどう思ってようと、例えライヤが人によって態度が違おうが、いい人じゃない時があったって、私にとってのライヤの存在は大きいからそれでいいんです。
私はライヤにこの気持ちだけは伝えたくて、必死に頭の中で英語を組みたてながらゆっくり彼女にこう言いました。「I couldn't come to Latha, if you didn't stay with me.」と。そしたら彼女は日本語で「アリガト」と答えてくれました。私はなんだか泣きそうになっちゃいました。


ライヤ激写(ブレてます)。