微睡みの声 | ことのは

微睡みの声

微睡みのなかにいる

そこで誰にも聞こえない声で

歌ってみる。


儚げで寂しい。


ゆっくりとゆっくりと

闇が静まる。


いや一緒に歌っている
のかもしれない

僕の歌は静寂に等しい。


白いソファーの上で
毎日微睡み程度の睡眠。

唯一歌える場所。


少しずつ綺麗に
歌えるように目を閉じる


きっと誰にも聞こえない



この世界には僕しかいない


愛された、そして愛した
記憶の中

唯一の微睡みの世界


僕はここで静かにうたう