「心に空地はある?」

なんすか。

空地ってなんすか。

でもきっとあれだな。

心に余裕はあるか?的な事の比喩だな。

真面目な雰囲気には持って行かないよう、「空地だらけっすよ。逆に空地しかないっすよ」と、できるだけチャラい感じで答えてみました。

「その空地にゴミはある?」と宗教先輩。

空地ネタしつけぇ!

だいたい空地が何かすらわかってないのに。

でもきっとあれだな。

「ゴミはないです」と答えたら、「ゴミに気付けない哀れな子羊よ、私が救おう」パターンだな。

なので、「ゴミだらけっすよ。逆にゴミしかないっすよ」と、やっぱりチャラい感じで答えてみました。

「そう!そのゴミを分別する方法を知ってるの!」と宗教先輩。

くそ!そっちか!そっちパターンか!

小さな選択ミスは、時に命取りになります。

仕事が終わってから、喫煙所に行ったんです。

今思えば、煙草なんて吸わず非喫煙者達と一緒に帰っていればよかったんです。

百害あって一利なしとは本当です。

喫煙所には宗教先輩がいました。

この時はまだ、ただの先輩でした。

ご飯に誘われました。

用事があると答えると、「それまででいいから!奢るし行こうよ!」と先輩。

そこまでグイグイこられたら断り切れず、結局行く事にしました。

「何か悩みある?嫌いな人とかいる?」と先輩。

それまでしていた世間話の流れで軽く答えた私。

「それを解決するすごい方法知ってるんだ!まず心に空地はある?」と先輩。

ついに神降臨。

この先輩が以前スピリチュアル的な内容の電話をしているのを聞いてしまった事を、この時やっと私は思い出します。

ぺにょ達が死んだ日、先輩から宗教の勧誘を受けました。

「ぺにょ達に愚痴ろー」と思いながら帰ったら死んでるなんて。

最後まで空気の読める子達でした。

もし勧誘される前に死んでいたら、心の支えを失った直後だったら、すぐにでも入信していたかもしれません。

あれ、でももしかしたらあの時すぐに入信しなかったせいかもしれない。

あの時私が入信しなかったからぺにょ達は死んでしまったのかもしれない。

あれ、やべぇ。

入るなこれ。

私、入信しちゃうくせぇな。

やべぇやべぇ。

違う違う。

違うよね?

正気を失う前に、改めて愚痴ろうと思います。