今のバイトを始めたばかりの頃、見た目について散々注意を受けました。

化粧が濃いとか

髪の色が明るいとか

香水臭いとか

声が変とか

声が変は完全にただの悪口ですけど。

おとなしく髪も暗くしたし、化粧も薄くしました。

香水もファブリーズに変えました。

最初だけ。

勤務期間に比例して、再び化粧は濃くなり髪も明るくなりました。

香水はつけないけど、柔軟剤はダウニーです。

だけど爪だけは我慢してたんです。

最後の砦な気がして。

例えばコンビニなんかで、店員さんが思いっきりギャルでも、爪に何もしていなかったら、『実は仕事熱心なのかな』って思いませんか?

私だけですか?

そうですか。

でもそんな理由で、爪だけはマニキュアも塗らずに短くしてたんです。

そしたらこの前、『ネイルとか好きそうなのになんでしないの?』って社員さんに聞かれちゃって。

『別に派手じゃなきゃしてもいいのに』とか言われちゃって。

ウケる。

最後の砦とか言っちゃった自分ウケる。

そんなわけで、睫毛の後はネイルに行ってきました。

止まらない私と軍曹の女子化。

どのデザインにするか、『全部可愛すぎて選べなーい』なんて言ってる私達が可愛い。

担当のお姉さんにも相談しながら決めようと思ったんですが、このお姉さんが柳原加奈子のコントそのままのような人でした。

頼りねー!

しかし、いつまでもぐずぐず決められない私に付き合って、色々アドバイスしてくれるお姉さん。

ダメだダメだ。

見た目や喋り方で判断するのはよくない。

私だって、それで散々嫌な思いをしたじゃないか。

絶対ああなりたくないと思ってた性悪ババァになりかけてた。

お姉さんごめんね。

会話していくうちに、同い年なことが判明し、更に私の仕事の話から結婚についての話題に。

『もう24ですしねー。早く結婚したいですよね』と、お姉さん。

わかるわかる。

やっぱりみんな似たようなこと考えてんだな。

『早く結婚して仕事辞めたいんです』

わかるわかる。

みんな似たようなこと考えてんだな。

でも今言うな。

今まさに仕事されようとしてる私はなんて言えばいいのさ。

『じゃあ甘皮の処理しまーす』じゃねぇよ。

今日のネイルは私の我慢の結晶なんです。

今のバイトを始めたばかりの頃(以下略)

だけど爪だけは(以下略)

最後の砦(以下略)

そんなこんなありましたが、可愛くしてもらいました。

結果がよければ、もうなんでもいいか。

軍曹
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私
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見た目も中身もいつまでも女子でいたいよ。