12月29日。

最後の出勤日。

ラストだというのに花の一輪すらなく

当然、本指のお客さんが来るわけもなく

忘年会で浮かれたフリーの席を回り

ドリンクの出ない席が続いて唇はカサカサ

「○○、××接客。あ、ピンクとレッド上がり」

付け回しのついでの言葉で迎えたキャバ嬢最後の瞬間。

これでもう、ドレスを着る事はないんだな

髪の毛を3倍にセットする事もないんだな

チヤホヤされたり、逆に貶されたりする事もないんだな

少しは干渉に浸ったりするのかなと思っていたけど、特に何も思いませんでした。

今だって、最終回らしくしたいのに何も浮かばなくて必死。

「ペランペランか!」

「こいつぅ!人の5年間をペランペランってなんだよぉー!」

「わぁー!レッドが怒ったー!」

一同「アハハハハ☆」

こうして、ヤル気ナインジャーレッドの戦いは幕を閉じたのであった。