私が産まれた時にまだ40代だった祖母が、「お婆ちゃんなんて呼ばれたくない!」と面倒臭いことを言い出したおかげで、父方の祖父母はママパパと呼ぶように育てられました。

何をしても「可愛い!」「天才!」と、ちやほや甘やかしてくれたママとパパ。

なのに、「大好きなママとパパに!」と、敬老の日のプレゼントをあげた時だけは露骨に嫌な顔をされました。

なんだったら「老人ってこと?」と、ちょっとキレられました。

当時、小学生なりに空気を読んだ私は、それ以来敬老の日に何かするのはやめました。

しかし私も今年23歳です。

ママとパパも今では立派にお爺ちゃんお婆ちゃんです。

プレゼントをあげて強調するとまたキレられそうなので、仕事が終わってから電話しました。

「久しぶり!」

「あ!さち!」

従姉妹と間違えられました。

違うよ、私だよと名乗ると、「もう年寄りだけん声の区別もつかんだわ。頭ポヤポヤだけん。アハハ」とママ。

年寄りの自虐ネタ程、笑いにくいものはないです。

すぐに受話器を奪われ、「(私の)電話代が高くなるから早く切れ!」と怒りだすパパ

言い返すママ

その小競り合いを待つ間も通話料が発生している事には、きっと気付いていない。

そして最後はやっぱり、「結婚はまだなの?人の世話して自分はまだなの?」と、身内に詰められるブライダル業あるあるネタ。

私の結婚式をすごく楽しみにしているのは前から知っているけど、予定は全くないよ。

今日は他人の結婚式の為に、植木の隅に一時間近く隠れていたよ。

もう少し待っててね。

だけど私が結婚するまで元気でいてくれるのなら、一生独身でもいいかもしれない。
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