出勤前にキャバレンジャー紫とご飯に行きました。

食べ進んで行く内に腹部に痛みが。

病は気からだと痛みに気付かないフリで食べ続ける私。

それでも痛みは治まらない。

『あんた昨日の病院デートからテンション低いよな』と紫。

ごめん紫。

『ほんとそれ。あれは無いわ』と言ったけど本当は便意と戦っていたからなんだ。

店に着いてからも痛みと便意は治まらない。

ごめん紫。

『暑くて汗止まらん』と、しきりに汗ふきシートで拭いていたのは冷汗なんだ。

『後ろのリボン直して』と言う紫の声が遠くに聞こえる。

耐え切れずトイレに駆け込んだ私。

壁一枚向こうには待機中の女の子や黒服。

BGMに紛れて小出しにしていく私。

響くノックの音。

流れないトイレットペーパー。

ドアの前には確実に人の気配が。

見つからない消臭剤。

諦めてドアを開ける。

『そんな焦った顔せんでも待ってないから大丈夫やで』とお客さん。

引きつる営業スマイル。

トイレから出て来たそのお客さんと目が合ったのは気のせいじゃない。