チャイムの音で目が覚めました。

いつもの様に居留守を使おうとしたけれど、今日は何故か不吉な予感がして玄関に向かいました。

ドアを開けるとニヤニヤした笑みを浮かべた中年の男が立っていました。

そして私に金を払わなければ良くない事が起こると言うのです。

男の目には迫力がありました。

経済的に余裕があるとは言えなかったけど、早く立ち去って欲しい一心で私は金を渡してしまいました。

ドアを閉めてから『厄介な事になった』と思いました。

これからもあの男はやって来て、私は金を渡し続ける事になるはずです。

寝直す気になれなかったのでテレビをつけました。

そういえば今月は電化製品が動かなくなるという怪奇現象がまだ起きていません。

三ヵ月に一回、月末のこの時期に起こるそれは私の悩みの一つでした。

謎の男の突然の訪問
起こらなかった怪奇現象

偶然とは思えません。

この二つがどう関係しているのか、六枚のとんかつを使って推理してみようと思います。