この日は
①欠けの仮どめ
②割れの仮どめ
【欠けの仮止め】です。
前回フリーセッティングで作った欠けパーツを、陶器にくっつけます。
作ったパーツが『ピタっ』と合う事はなかなかないですが、
足りない所は新しいダブルグルーを足せばいいし、
あたる所はやすりで削ればいい。
本当にwglue®︎って万能です。
陶器との接合部分はしっかりと新しいダブルグルーをたして継いでいきます。
続いて
【割れの仮どめ】です。
普段使っている食器が完全に割れてしまったら、なかなかそれを修復してまでは使いませんが、
古い焼き物や作家物の陶器などは割れていても価値があります。
まあ、そんなお宝鑑定団級の食器の修復はちょっと恐れ多いですが、
技術として身につけられるのは、嬉しい👍
割れた断面にゴールドダブルグルーをなるべく均一につけていき、両方を貼り合わせます。
講習の陶器は、わざとピッタリあわないような仕上がりになっていて、
貼り合わせた見た目は『すが入った』状態です。
講座中、誰かが質問で
『ヘチマみたいでいいんですか⁉️』
って聞いてたけど、まさにそんな感じ。
私が子供の頃、ヘチマで体洗ってた事があったけど、子供達はヘチマの名前すら知らないも、、、。
2日目の割れや欠けの修復は仮り止めです。
でも、底がしっかり平らに接着できている事が絶対条件。
ダブルグルーは強力な接着剤だけど、しっかり固まるまでに4〜5時間はかかります。
その間に、ずれたりしないように、保管の環境もしっかり整えます。
マスキングテープで継いだ部分をしっかり固定。
このまま、完全硬化させます。
この作業も硬化促進を使って一気に固めてしまってもいいみたい。
今日の作業はここまで。
次回の仕上げで金継ぎらしくなるのかな、、、。