私は宣誓書にサインをし、一足先に部屋へ
移動した
チラッと見えた被告の女に、目がバッチリ合った元夫が扉一枚向こうにいるなんて
だんだん戦闘モードに入った私
でも手の震えは相変わらず止まらず…
その時裁判所の人が「あのぉー」と声をかけてきた
「そちらの席は被告席ですよ」
弁護士さん
「あっ すいませ~ん、うち原告です」
本気で間違えてました(笑)
相手がくる前でよかった
そして私達は原告席に座り、相手が来るのを
待った
しばらくすると、扉が開いた
先に入って来たのは元夫
久々に見る元夫にだんだんムカつく私
そしてその後ろには女がいた
ん?これ? これが相手か
率直な感想
ぜっんぜん大した女じゃないじゃん
見た目は、ぜっんぜん大した事ないです
私は女をチラ見をするぐらい、一番ガン見してやったのは、やっぱり元夫
こいつ、どんな言い訳するんだか
睨みをきかしていると、裁判官が入ってきた
ハリーポッターみたい
裁判官は若い青年なんですよ
一気に場の空気が変わる
裁判官の言葉で、いよいよ尋問が始まった
まず初めは元夫
さぁ、どんな事が語られるのか
聞いてやろうじゃないか