平成22年度税制が改正されました。これによって支配関係の継続要件が変わっています。具体的に、以下のことについて支配関係が複数ある場合の判定に関して、適格組織再編成等の日の属する事業年度開始日からさかのぼって5年前の日から継続して支配関係があるときには適用されないことになっています(法法57(3)(4)、62の7(1)(3))。
・被合併法人等から引継ぎを受ける未処理欠損金にかかる制限
・合併法人等の繰越青色欠損金額にかかる制限
・特定資産に係る譲渡等損失額の損金不算入
これに加え、5年前の日以後に支配関係が発生したときであっても、その当事者であるいずれかの法人の設立の日から継続して支配関係がある場合についても、これらの制限措置を適用しないことになっています(法法57(3)(4)、法法62の7(1)、法令112(4)(6)、法令123の8(1))。
ただし、一定の場合については適用除外としないこととしています。これは、欠損金の受け皿法人や特定資産の受け皿法人を介することによって、支配関係の欠損金や適応期間において発生する特定資産譲渡等損失額の制限措置を回避することを防ぐねらいがあります。
