10月18日といえば、41年前の1981年・昭和56年のこの日、元ヨメと結婚式を挙げた、人生最悪の記念日である。
夫婦が長続きするかどうかの決め手は「キッチン&ベッド」とよくいわれるが、食事の好みとベッドでの相性ということらしい。
ところが、我々夫婦の「キッチン」は最悪だった。
「好き嫌いはありません」と自信満々で言っていた奴が、生卵がNG、特に半熟状態の黄身だとなると、ふわとろのオムライスも親子丼もダメ、鶏皮もサーロインの脂身もダメでは食べるものがないではないか。
おまけに味覚音痴で、この調味料を使えばどんな味になるかという想像力もなかったから、初めて作ったメニューは危険でもあった。
ビーフシチューを作ったというので、こわごわ食べてみたら舌がピリピリする。何を入れたか訊いてみたら、風味付けのワインはスパークリングワインだったし、妙に酸っぱいサバの味噌煮は、安かったからという理由で買い込んできたシメサバが使われた結果だった。
一事が万事とはよく言ったもので、元ヨメと当時小学生の娘がカレーを作れば、娘の方がうまかったのである。
今でも、タイムマシンで行きたいところは?と訊かれれば1981年10月17日、結婚式の前日と答える。
何するの?と訊かれれば、当然、結婚式のキャンセルである。
キャンセル料はかかるだろうが、そんなことを気にする必要もない。
結婚から離婚までの約20年、元ヨメの父親と約束した「添い遂げる」ということだけは守ろうと努力はしたし、浮気もしなかったが、離婚までは努力しましたということで、今は完全フリーな状態だが、今からどうなるものではない。
死ぬまでに押しかけ女房でもやってこない限り、一人暮らしは続きそうだ。
今日は、デイサービスからスタッフ2人と利用者4人で直方イオンの「いきなりステーキ」へ。
昨日、黒崎から直方イオン行きのバスに乗れなかった分、ワイルドステーキ450gを
楽しんだ。
女子スタッフもイチボステーキの300gをペロッと平らげていた。
とても頼もしい2人だと思うから、また誘おう。