ヒマな日 | ほりたんのブログ

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9時にヘルパーさんが来て、10時半に帰ってしまうと、いつものようにヒマである。

買い物に行ってもらう時に、妙なものを頼んでしまった。

「北海道産サンマの塩焼き」2尾入り298円。

生サンマも2尾で298円だから、鮮度の差はあるだろうが、生でも焼いても同じ値段なら焼いた方がお得感がある。

スーパーに着いた時にはまだできていなかったが、しばらく待って焼き立てを買ってきてくれた。

触れば暖かいし、美味しそうなので昼前だというのにもう食べることにした。

やっぱり旬のものは美味しいね。

うちの実家では母親が大の魚嫌いで、魚料理といえば、サーモンかカジキマグロの切り身をフライにしたものか、子持ちカレイの煮つけくらいなもので(要するに顔を見たくない、目を合わせたくないらしい)、

サンマなどは頭を落として二つに切って小麦粉とカレー粉でにおい消しをした上でフライパンで焼くという代物。

父親は諦め顔で食べていたが、これは会社で昼食を食べに行った時に好きな魚が食べられるからであって、被害(?)を受けていたのは子供たちばかり。

大学を出て会社に入り、近くの定食屋で食べた「サンマの塩焼き定食」の感動的な旨さ。

これまでの22年間は何だったんだと母親に文句を言ったが、父親に止められた。

「嫌いなものは仕方ない。お前は社会人なんだから、好きなものを食え。他にもうまい魚はいくらでもあるぞ」

父親も結婚当初は頭を抱えたらしいが、外で食べればいいんだと思い直したらしい。

多少の好き嫌いは仕方ないとは思うのだが、元ヨメの「生卵NG」には腹が立った。

黄身が固まっていないと食べられないという厄介さで茹で卵も目玉焼きも「半熟NG」。

人形町の「玉ひで」に親子丼を食べに行こうと誘っても「NG]..

卵とじ系もだめじゃあ、食わせるものはない。

こういうことを思い出すと、つくづく離婚してよかったと思いながら、2匹目のサンマに端をつけるのでした。

そうそう、元ヨメは鶏と魚の皮もNGだった。

こんなにおいしいのに。

特に鮭の皮は絶品なのに。

心底、かわいそうな人生だと思うな。