国会が終わってしまうと、政治ネタはほぼなくなってしまう。
自民党は安保法案についての国民の理解を得るための説明をするとか言っていたが、ちゃんとやってる?
公明党は、安保法案の説明はしにくいらしく(特に創価学会員には)、消費税増税の際の軽減税率にこだわっているようだ。
財務省発案の「マイナンバーカードを利用した還付案」には反対の姿勢を表明して、「もう出来上がってしまった安保法案には触れずに、これからできる政策案についての動きにシフトしたようだ。
とはいえ、あの「安保法案」の委員会採決の強行に加担し、賛成したという事実ははっきり残っている。
うちにも「聖教新聞取って」という電話はかかって来なくなった。
電話をかければしこたま文句を言われるからだろうと察しはつくから、これをひっくり返すだけの理論武装もできていないのだろう。
共産党が次の参議院選に向けて野党同士の共闘をもちかけているが、共産党と民主党にはかなりのアレルギーがあるはずだから、難しいだろうなあ。
民主党政権時代に、アレルギーの大本である小沢氏を執行部から露骨に外したことで、党勢が一気に変わってしまい、3年足らずで政権を失っただけではなく、議員数も半分以下に減らしてしまったくらいだから、共産党相手に先入観なしで話し合いができるのかとても疑問である。
「共産党=アカ」というアレルギーは高齢者に多いようだから、世代が変わると風向きも変わるかもしれない。
大都市圏ではそれなりに票も取れているし、自分的には一度やらせてもいいかも、と思っている。
東京23区では共産党系の区長がいた頃の政策はかなりおもしろかった。
実家のある中野区の話だが、超混雑路線の代表格、環状7号線の近くで空気が悪く、たまに上京すると一晩でのどをやられるくらいだったが、家の外壁の外側にもう一つ外壁を、窓は二重窓に、道路に面した各部屋にエアコンをつけてくれたそうだ。
どのくらいのカネがかかったのか、財源をどこから捻出したのかは知らないが、格段に過ごしやすくなったのは事実である。
過ごしやすくなって文句を言う有権者はいないから、両親もしばらくは共産党の区長に投票していたようだ。
民主党でさえ「財源」でさんざん突っ込まれたくらいだから、共産党はどうするのか、興味はある。