さらにつづき→


2010年11月17日。
TESE当日。

朝6時に浣腸をされ、腸の中をキレイにする旦那そのあと、ぶっとい点滴を入れられて、その影響でずっとうつらうつらしてました。

手術は9時半からだったので、9時15分頃、自分で歩いて手術室へ手術室の前で別れる時、なんて言っていいのか分かんなくて『頑張ってください』って言いました
病室で待つ事になっていたので戻る途中、先生と、一緒に執刀してくれる先生に会いました。また『頑張るから』って言ってくれました。

病室ではしばらく本を読んでたのですが、集中できるはずもなく『見つかる可能性は3割です』って先生の言葉が、今更になって重くのしかかってきて、本当にどうしていいか分からなかった…。

午前中には終わる予定だったので、11時半近くからそわそわしだし…でも12時過ぎても、12時半過ぎても戻ってこなくて『ダメだったんだ。見つからないから時間かかってるんだ』って諦めモードになった13時少し前、看護師さんが『お迎えに行きますよ』って呼びにきました。

手術室まで行く道中は絶望しかなくて、よく覚えてません。
手術室の前まで行くと、先生が顔を出してて、
『奥さん精子とれたよ』って。

緊張の糸が一気に緩んで『よかった~』って号泣そしてその場でなぜか、以前受けて、結果待ちだった染色体の検査の結果を言われました。
結果は…クラインフェルター症候群…。旦那の性染色体はXXYだそうです。(普通の男性はXY)

でもとりあえずその時は、治療が続けられる喜びと、頑張ってくれた旦那に対する感謝しかありませんでした。

病室に戻ってしばらくしたら旦那が目を覚ました。『手術の結果は先生から直接聞きたい』と言っていたので、結果については特に話さず。熱が出たり、痛くて座薬入れてもらったりしてたから、あまり話す余裕もありませんでしたが


つづく→
本当長いな