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夏だし、幽霊的な怖い本が読みたかったんだけど、【感染夢】に続いて今回も少し違ってたみたい
鶯谷にあるホテル雨月
清掃とリネンの洗濯・ボイラーの管理をしている崎
フロントを担当している、社長の愛人の畠山とは、時々ボイラー室で関係をもっている
無口で勘が鋭そうな清掃のおばちゃん・杉原
もう一人のフロントで、社長の新しい愛人らしい、何を考えているのか分からない佐々木
雨月に込もってポルノ小説を書いている作家の桐山
いつもの面子で、変わりのない日々を過ごしていた崎
ある日、友人の沢口から、ネットで知り合った北海道の女子大生・田中裕子を、暫く格安で雨月に泊めて欲しいとい頼まれる
やって来た田中裕子は、指に吐きダコがあって、リスカの痕もあるガリガリで陰気な感じ
彼女を部屋に通したが、誰かに襲われているらしく、周りの部屋の客が顔をだすほどの大声で叫んで錯乱状態に
急いで彼女を部屋から出して助けたが、他に人は居らず鏡の中に誰かが居たのだと言う
いよいよ幽霊が出てきたかぁと思ったら、話しは別の方向へ
不思議な感性を持っているらしい裕子が言うには、203号室と302号室で何かを感じるらしい
そして、その2部屋の帳簿がおかしな事になっている
崎に架かってきた、社長からの何かを探る様な電話
203と302号室の秘密、関係者の意外な過去と予想外の事件
田中裕子は誰だったんだろう?
彼女が鏡の中に見たのは、生き霊か死霊か?怨念か?
田中裕子の得たいの知れない気持ち悪さは終始漂っているけど、帯に書く程【怖く】はなかったかなぁ
そして、まぁ【淫靡】感は多少あったけど、情事シーンのねちっこい描写は少なく、【官能】推しをする程ではないと思うんだけど
※個人的な感想です



