マッサージに行く。
美容室に行く。
喫茶店で手紙を書いて本を読む。
雑貨屋さんを覗いて帰る。

そんなささいなこと
なんでもないことが
当たり前なんかじゃないって
ずしっとしずかに分かった時
きっともっと毎日を愛せる。


今日が終わって行くこと。
無事に寝床についていること。
普通なんかじゃないこと。

いつかそれは
無くなってしまうこと。

だから私たちは
日々起こる凡庸に
苛まれる必要があり
だけど本来そんな必要はない。

矛盾してるけど一貫していること。

私たちはちいさい。
私たちはずるい。
私たちはよわい。
私たちは優しい涙を流す。

どうでもいいことは
どうでもよくないけれど
大丈夫。大丈夫。
きっと最後のその時に思い出すのは
そんな面倒なことなんかじゃなく

ただシンプルに輝いていたもの。
ただシンプルに輝いていたこと。

愛したことを、愛でながら時を思うだろう。