ささやかな日々のこと -5ページ目
マッサージに行く。
美容室に行く。
喫茶店で手紙を書いて本を読む。
雑貨屋さんを覗いて帰る。
そんなささいなこと
なんでもないことが
当たり前なんかじゃないって
ずしっとしずかに分かった時
きっともっと毎日を愛せる。
今日が終わって行くこと。
無事に寝床についていること。
普通なんかじゃないこと。
いつかそれは
無くなってしまうこと。
だから私たちは
日々起こる凡庸に
苛まれる必要があり
だけど本来そんな必要はない。
矛盾 してるけど一貫していること。
私たちはちいさい。
私たちはずるい。
私たちはよわい。
私たちは優しい涙を流す。
どうでもいいことは
どうでもよくないけれど
大丈夫。大丈夫。
きっと最後のその時に思い出すのは
そんな面倒なことなんかじゃなく
ただシンプルに輝いていたもの。
ただシンプルに輝いていたこと。
愛したことを、愛でながら時を思うだろう。

