こんにちは。

古風なお人です。


今回も映画の感想を書きます。


今回は『テンダー•マーシー』

1982年のアメリカ映画です。


落ちぶれたカントリーミュージシャンの男が、自分の生き方を見つめ、再生していく物語。

淡々とした物語展開です。

アメリカの田舎、信仰、音楽…。そこで静かに暮らす人との出会いによって、主人公の男は少しずつ前を向いて生きていきます。

決して派手な生き方ではなく、何か他人に言える功績を積めるわけでもありません。

それでも、男はそこに自らのいる場所を決めるのです。


この映画は1980年代の初めの頃、アメリカで放映されました。この頃のアメリカ人に、このような生き方に対する考え方があったと知って、私は素直に驚きました。土地と人、神に敬意を持って暮らすことにこそ、人生の幸せを見いだしているように感じました。

現代を生きる自分にとって、うらやましくもあります。


最後に、

登場人物のシングルマザーの女性は、戦争で夫を失っています。享年20歳です。

彼の子どもをたった1人で大切に育ててきた彼女ですが、自分の苦労を一切ひけらかさず生きています。

そんな彼女の生き方が物語の主軸になっているように思います。男が人生を修復して前進できたのは、彼女の人生に触れたからかなと思えました。