毎晩、自分の寝室に入る前に向かい側の「主人の部屋」に入ってみる。
そして壁に貼ってある主人のメモ、
そこにある主人の直筆の文字を必ず指でなぞってみる…
これは毎日の日課。(そこで、お父さんおやすみ…って思う気持ち)
昨日それに触れた瞬間、穏やかとも苦しいとも言えない妙な気持ちの中で、主人の文字を目にしながら思ったことがある。
私、五年が経って地獄のような絶望からただの「絶望」に変わったのかもしれないなって。
今もまだ、
主人に対しての哀しみや逢えない気持ちとか、やっぱりそこの苦しみは言葉にすると「絶望」だと思う。
でもそれは、あの主人が突然に亡くなり連絡が来てからの止まらない、ノンストップのやらなければならなかった事、
そしてその流れの中にある自分の気持ち、
そこに加えて私は実父の病院に一人通っていたあの頃、
それはもうあまりに居ても立っても居られないような気持ち、ずっと苦しい中にいる自分でした。
そこまで恐ろしくも甘々に生きてた自分を思うと否応なしにもやるしか無かったこと、そんな事が本当にいっぱいあって、それを
主人が居なくなってしまったから…
そして、その主人も居ないのに私だけで動かなければならなかったこと、
そこが本当に私には地獄のような時間、絶望感を抱えながらの時間でしか無かった。
今、5年という時間が経って、そこでは無いと確かに思った。
どうにもならない気持ちは収まりがつかなくて終わりも無い。
それでもあんな酷く、不安と絶望全てに包まれて生きている私とも違う…
そう感じて、部屋を出ました。
主人の文字を毎日毎日見つめて来た中で、それを見る、見ている自分の気持ちの変化を少し感じたのかも知れません。
絶望とは言っても、ずっとその気持ちの中で生きてる私ではなく、悲しみに暮れてる今でもありません。
だけどもうこの世で主人に逢えない以上、そこに希望が見えるか…と言えば、私にはまだそれは無いです。だって毎日毎日、いつだって逢いたくてたまらないから。
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