今回のテーマは端的に言えば自らの心の働きを理解深めることがそのまま他者
理解に繋がると言うことについて綴って来たものでした。一見何気なく見える自
らの心の内を探ることは易しく見えてとてつもなく難しいのではないしょうか。
飛躍することになりますが、今世界の各地で惹き起こされている中東地域の紛
争を始め今や第三次世界大戦も囁かれ世界を二分するかの如き様相を呈している
ロシア対ウクライナの争いの根源は何処に端を発しているのでしょうか。争いで
対立する両国の主導者が膝を交え向かいあって互いの内なる心模様を忌憚なく
披露しあうことが出来ればそこに求めるべき打開の方策が見えて来るかも知れま
せん。
何を馬鹿なことをほざいているのかと一笑に付されるでしょうが、既に片や核
爆弾使用も取沙汰される現在、世界各地で心ある人々が固唾をのんで状況を注視
していることは紛れもないところ、この国にも知識人もって任じる方々のみなら
ず発言力を有する著名人も多々居られるでしょう。
相互に自らの心の理解を受け留めれば自ずと他者の理解へも繋がるところ、ま
して核使用の現実味が増している最中にあって、核使用による悲惨な結末を唯一
体験している我が国こそ、第三次世界大戦への抑止力となるべく志ある為政者の
皆さんが世界の表舞台に立ち毅然と思うところを発信して欲しいものです。
テーマから或いは逸れていると思われるかも知れませんが、ウエブサイトから
垣間見える今の危うい世界情勢を見過ごすわけには行かず、これが著者の単なる
危惧に終わればと念じつつも、日々子育てに励む次世代そして次々世代の方を思
うにつけ已むに已まれずの思いで今回のテーマを締める本稿となりました。
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