芸人オードリーの若林正恭がMCを務めたBSジャパンの番組を書き起こした本。
各回作家が2名と若林さんとのトークが繰り広げられる。
 

作家は
西加奈子・朝井リョウ・長嶋有・佐藤友哉&島本理生(夫妻_)・羽田圭介・中村航・中村文則・角田光代など
 
個人的には加藤千恵・村田沙耶香の回が面白かった。
加藤千恵(レビューを書きだす前に読んだのでここでレビューを書いていないが、「アンバランス」はよかった)も十分におかしいんだけれど、村田沙耶香はその上を言っておかしい。このトークが収録された時点で芥川賞を受賞済なのだが、まだコンビニでバイトしているよう。そのコンビニで何度か抱きつかれたことがあるとか。でも、何度も来ている客でも、「まるで初めて会ったかのように接する、「ああ、ラークのいつものやつですね」って出したりは絶対しない「おタバコ何番ですか」って聞く。というのは激しく同意する。
 
角田光代さんのぶっとび加減もすごいなぁ。
 
たまたま見つけたレビューで面白そうだと思い買った。そこでは電車の中では読まない方がいい(吹き出すから) と書かれていて、あとがきのTV番組プロデューサーもそんなことを書いていたのだけれど、読んでいて一度もそんなところはなかった。クスリともしなかった。
 
もちろん本としては面白くて、久しぶりに一気読みしたのだけれど、自分の感性が摩耗しているのか、不安。
 
登場している作者の本を読んだことある人には、作品とのギャプが感じられて面白いのではないでしょうか。
 
★★★半

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