フェルメール最後の真実 秦新二 成田睦子

フェルメール展のオーガナイザーの苦労話本。
古本屋で見つけて、面白そうだなと思って購入。


フェルメールシンジケートの様々な苦労が書いてあるけど、書名や、帯のアオリに書いてあるほど推理小説的ではないし。

まあ、作者はそう思って書いていないだろうから、仕方がないけど。


推理小説というよりは、結局貸し借りと人情+好き嫌いという、きわめて人間的な要素で
絵の貸し借りが決まるというのは、やや驚きだし、国家資産がそれでいいのか? という気がする。。。

多分、最も面白いところ(貸し借りの中身とか、究極の好き嫌いとか)が、書いていない、
(多分さすがに書けない)ので、最後の盛り上がりに欠ける、かな。

★★★