愛着障害の克服 岡田尊司

愛着障害関係の2冊目の読破。

この岡田氏の著書は、僕の考えるロジックに近いので分かりやすく納得しやすい。
今回は題名にあるように、克服のために何をすればいいか、ということが
サポーター側(安全基地)が大部分と、愛着障害を持っている本人側についても
少々書かれている。


2冊目なので、1冊目ほどの発見は無いが、やはり振り返って反省すべき部分は多々あるし、またなるほどという新しい発見もある。

事例紹介で出てくるケースが、愛着を与えることにより本人の状況が改善していく
という例が多いのだけれど、それがとても劇的に思える。あるいは劇的過ぎるように見える。


もちろん、書物的にはそういう例が印象的なのだろうけど、実際は終わり近くに少し説明があったような、仕事や役割に存在意義を見出したり、自分が安全基地になることにより自己を回復していくのようなことの方が多いのではないか?


事例集のような別の本もあるようなので、そちらも読んでみたいと思う。


★★★★